西鉄バス赤間バスセンター(赤間営業所・JR教育大駅)のバス停の一つは、一つ隣の駅に当たる海老津駅行きが平日午後に1便あるだけなので、一日1回しか使われない。電車だと数分で移動出来る距離、且つ沿線は峠であるため利用客はほぼいない。
この20系統は、遠い昔は天神・博多と小倉・門司の福岡~北九州間を国道3号線経由で直通していた。現在、赤間BSから西側の天神方面は、国道3号バイパス経由の赤間急行・旧道経由の26A系統が今も1時間に2~3便は運行されているが、東側でまともに残っているのは北九州市内に当たる折尾~小倉~門司だけで、他はぶつ切りにされた結果、赤間BS~海老津は平日1往復、海老津~遠賀川~水巻~折尾間はコミュニティバスなどそれぞれの自治体(岡垣町・遠賀町・水巻町)で完結する路線がメインとなり、バスだけでの東西移動はかなり難しい。西鉄バスは岡垣町内こそ残っているが、遠賀町内は南の鞍手・直方方面の1路線のみ、水巻町内からは'09年に撤退した。
20系統は今でこそ免許維持路線だが、10年前後ほど前はもう少しあり、土日の運行便もあった。