兵庫県境を越えるバス路線

今回は兵庫⇔大阪。あまり多そうなイメージがないものの、能勢から淀川河口付近まで意外と多い。

阪急バス73〜77系統
山下駅(川西市)〜能勢町内各所(大阪府能勢町)

能勢電鉄山下駅能勢町を結ぶ。能勢町側は能勢の郷・口山内・能勢センターと3方面全てが経由する、町役場付近の能勢町宿野の4つの起終点がある。能勢センターからは亀岡方面のバスが近くの京都府境を越えた先から発着。
便数は全て合わせて1時間に1便、うち口山内便は平日のみ。この他能勢町内からは妙見口駅(豊能町)方面の路線も県境を越えるが、数キロで再び県境を越えて大阪府内に戻るので除外。

阪急バス69系統
畦野(川西市)〜妙見口駅(大阪府豊能町)

一応県境越え路線だが、平日に1往復しかしない免許維持路線のため使い物にならない。免許維持路線ということで以前ここでも取り上げた。

阪急バス宝塚空港線
宝塚(宝塚市)〜大阪空港(大阪府池田市)

国道176号経由。系統番号が設定されておらず、シャトルバスという扱いになっている。そのため宝塚市外の停留所が極端に少ない。

阪急バス96・97系統
西宮北口(西宮市)〜北村(伊丹市)〜阪急石橋(大阪府池田市)・豊中(大阪府豊中市)

ひたすら国道171号線を通り、阪急神戸線宝塚線の主要駅を結ぶ。だが渋滞が少なくないらしく、昼間は2時間に1便しか運行しない。豊中発着は1日1往復だけ。

阪急バス81・82・84系統
伊丹営業所・阪急伊丹・イオンモール伊丹テラス(伊丹市)〜豊中(大阪府豊中市)

伊丹〜豊中間の輸送の他、豊中方面からイオンモールへの買い物客にも需要がある。空港をくぐる地下トンネルを通るのも特徴(トンネル途中に県境がある)。

伊丹市営バス25・26系統
JR伊丹・阪急伊丹(伊丹市)〜大阪空港(大阪府池田市)

市バスでは珍しく県境越え路線を複数持つ伊丹市営。中でもこの伊丹〜空港は伊丹市営の中でも看板系統の一つ。大半のルートは上記阪急バス伊丹〜豊中とほぼ同じ。

伊丹市営バス23系統
阪急伊丹(伊丹市)〜クリーンスポーツランド前(大阪府豊中市)

ほんのごく数十メートルだけだが、終点に指定されているので記載。終点はその名の通りごみ焼却場の余熱利用施設で、焼却場共々伊丹市豊中市が共同で運営。東側は阪急バスが曽根駅からの路線を運行。

阪急バス11・24系統
阪急園田(尼崎市)〜梅田(大阪市北区)・江坂駅前(大阪府吹田市)

梅田発着の11系統は大阪駅周辺のバス路線で唯一県境を越える。便数は江坂発着の24系統と合わせると1時間に2便と少なくない。

阪急バス18系統
阪急塚口(尼崎市)〜加島駅前(大阪市淀川区)

以前は1時間に1便が梅田から発着していた。だが今や土日に1往復しかしない免許維持路線に成り下がった。

阪神バス野田甲子園線
阪神甲子園(西宮市)・尼崎浜田車庫前(尼崎市)〜野田阪神前(大阪市福島区)

国道2号線経由。以前は便数も多く宝塚発着も設定されていたが、ダイヤ改正のたびにどんどん減っていき、今や甲子園発着は1日数便、浜田車庫発着と合わせても2時間に1便程度までに減ってしまった。阪神バスは均一運賃を導入しているので、甲子園〜野田は阪神電車よりも安い。