国道1号線をバスで通ってみる(愛知県西部)

車社会が成り立っている愛知県だけに、沿線市町村では名古屋や岡崎など一部を除き、市内のバス路線が数えられる程度という例も少なくない。名古屋市内を除くほぼ全区間で鉄道線に沿っていることも災いし、大きな空白がある区間が多い。
弥富〜名古屋間には三重交通が平日夜に片道1便のみ通し運行する便があるが、非実用的なので除外

尾張大橋東〜弥富市役所(800m)
弥富市巡回福祉バスAコース

近鉄弥富駅南口〜鍋平(1.6km)
弥富市巡回福祉バスAコース


弥富市内の区間。間で遠回りするものの、2つとも同じ路線。1日4往復のみだが、これが市内のバスで最も多い便数。

鍋平〜富永(5.9km)
路線なし


この区間では、蟹江町内の蟹江大橋東交差点〜舟江1丁目交差点間(400m)に飛島バスが通っているのみ。

富永〜権野(1.9km)
名古屋市営バス高畑15系統(八田駅〜両茶橋)


ここから名古屋市。片道1便しかなかった三重交通も、富永の東隣のかの里より1時間に数便と激増。

権野〜白鳥橋(6.9km)
名古屋市営バス幹神宮2系統(権野〜神宮東門)


神宮東門周辺を除き、ほぼ通しで1号線を走行。一部、途中の中川車庫・六番町発着の便あり。

白鳥橋〜熱田伝馬町(900m)
路線なし


意外にも、名古屋市内の1号線で1箇所だけバス路線がない区間があった。このあたりのバスは全てすぐ北にある神宮東門から発着するため素通りする路線がなく、他と比べて熱田神宮からも離れているこの区間をわざわざ通るバスがない。

熱田伝馬町〜呼続大橋(2.2km)
名古屋市営バス神宮13系統(神宮東門〜野並車庫)


昼間のみ運行。堀田周辺で僅かに外れるが、その堀田以南は基幹バスも経由するため便数としては多い方。

呼続大橋〜星崎町(2.8km)
名古屋市営バス金山18系統(金山〜要町)・基幹1系統(栄〜星崎・鳴尾車庫)


名古屋高速の高架下。基幹バスは快速タイプのため、星崎町の前後(本星崎町・星崎)にしか停まらない。

星崎町〜高根(4.2km)
名古屋市営バス要町11系統(要町〜有松町口無池)


名古屋市の最南端区間。大高緑地のすぐ北にある平部〜高根間は更に路線が増える。

高根〜暮戸(18.6km)
路線なし


名古屋市を抜けて三河地域に入ると、再びバス路線は全滅。時々コミバスがバス停もなく通過するくらいで、まともな路線は岡崎まで全くない。