DQ11S・その4

異変後直前まで話を進める。進めるにつれてあまりオリジナル版との違いが少なくなり、気づいたのはせいぜい古代図書館にいる敵・りゅうはかせの声が無くなったことくらい。PS4版ではかなり大声を発していたので、知らない時だと一体何事かとえらく不気味になった。
ラムダでのアイテム増殖ポイントでは入念に種やレア素材をやたらと持たせて通過し、クエスト・メダル・鍛冶の状況をチェックした上で、大樹に行って邪神復活、そして異変後の世界へ…と思いきや、ここから新要素。異変後に主人公と合流するまで、仲間たちは一体どこで何を行い、どのような経緯で主人公と会うのか。オリジナル版では全く触れられなかった追加エピソードで全てが明らかになる。先ずはシルビア編。



シルビア編はダーハルーネからスタート。人々を勇気づけたり改心させたりして、感銘した人々がパーティに加入し、最終的に"世助けパレード"につながっていくエピソード。装備品・持ち物はそのままだが、袋の中身は全て無くなっており、所持金は3000ゴールドに減らされた。鍛冶も出来ず、馬呼びのベルは"鳴らし方が分からない"という理由で使えないが、どう見てもヒモを引っ張るだけなのだが。
個別エピソード中は必然的にその仲間を操作することになる。オリジナル版では、戦闘で主人公が死んでも終わってすぐ復活するので、仲間を操作する場面は最後までなかった。素材採取などでは新モーションが起こされており、ジャンプする際の掛け声も独自+戦闘中のセリフを一部流用。フィールド攻撃は、シルビアの場合だとツッコミの特技を音まで流用したものになっており、それまでずっと主人公が斬りつけるだけだったので、使いまわしとはいえ中々面白い。
ステータス上はシルビアがピンだが、弟子のアリスの他、のちのパレードメンバーが続々加入してすぐにかなりの大所帯になるし、全員NPC扱いとなり無敵なので、あまり戦闘で困ることはない。あるとすれば回復手段で、自力でまともに出来るのはハッスルダンスだけ。一応NPCの回復手段も複数のメンバーが持っているが、フィールドでは普通に強モンスターがおり、攻撃がシルビアに集中するとちょっと危ない。かといってNPCが回復してくれるかどうかは確実ではないので、この辺りが不安。メンバーはそれぞれキャンプで会話することで入れ替え可能。
サマディーでは再びサーカスに出演。オリジナル版では、仲間になる前はあれほどサーカスに密接でありながら、退団してこちらの仲間になって以降はほぼ関係がなくなっていたので、ここで再び関わるようになったのはうれしい変化。町には愛馬のマーガレット号がおり、サーカス編をクリアすると話しかけるたびに「うまのふん」が手に入る。のちのフールフール戦の冒頭で差し出すふんの伏線がこんなところにあった。尚、城は閉鎖されているので、王やバカ王子の出演は一切なし。
ホムラの里に着いたら終了。山車やパレードの服が出揃い、本格的に世助けパレードに出ることになる。ここで仲間がリスペクトする意味も込めて口調を真似るようになり、突然全員”おナカマ”と化す。オネエばかり引き連れている理由もここにあった。