DQ11・その17

もう各地のイベントやボスも、まだクリア不能なホムラ以外は限界までやりきったようなので、久しぶりに話を進めるために忘れられた塔へ。ケトスがパワーアップして光り輝くようになり、BGMがおなじみ『おおぞらを飛ぶ』に変わる。ニズゼルファ関連のストーリーに絡んでくる勇者ローシュ一行自体がロト一行のオマージュだが、この辺りから3リスペクト色が一層濃くなってくる。



もうこの時点でニズゼルファに直行出来るが、バンデルフォン跡地内の封印が解けたという会話が聞けるので、一旦そちらに向かう。久しぶりの11フィールド曲が流れるフロアを経由して向かうと、「試練の里」にたどり着く。ここでは試練を名乗る3つのダンジョンがあり、いずれも最深部でローシュ一行の1人・3の男戦士にそっくりなネルセンが待っている。彼が仕向ける強ボスを倒すと願い事を一つずつ叶えてくれる…という、どこかで見たような展開。
試練のダンジョンはこれまでのダンジョンのフロアで構成された、実質的な裏ダンジョン。なので雰囲気はバラバラなのだが、BGMはそれぞれオリジナルに準拠し、変わり目の際は階段や出入り口ではなく旅の扉になっているため、極力違和感が無いように仕上がっている。更に殆どのフロアはオリジナルとは逆方向に進み、一部の通路は塞がっているので通り方に工夫が要るなど、従来のただ繋いだだけの裏ダンジョンとはひと味違う。道中の宝箱の配置もオリジナルと異なり、それぞれ最強クラスの武具やそのレシピが多く眠っているが、防具だと属性攻撃耐性が何故か薄いものが多いので、どうも装備に躊躇する。でもここまで来れば100ダメージなんて当たり前なので、寧ろ状態異常耐性を優先した方がいいか。
試練3箇所目の「勇者の試練」奈落の冥城エリアではメタルキング"強"が出現。カミュ会心必中があれば、1回でも逃げなければ単体歴代最高クラスの経験値16万ポイントが転がり込んでくる。消費MP64もレベルが上がって全快すれば帳消し。レベル90近くにして一気に2レベルも上がってしまう。ただでさえ2Dモードはエンカウント率がかなり高いのでメタキン無しでも結構レベルが上がりやすいというのに。



最深部でのボス戦。ダンジョンは3箇所なのに願い事=ボスは5回分用意されているので、どこかはもう1〜2回通らないといけないという面倒くささ。メタキン効果で既にパーティのレベルは90を超えており、ボスも最初の3体くらいはもう余裕。30〜40手以内に倒せればいいのに、僅か10手前後で片付けてしまう。4体目の『混沌・絶望の巨人』2人組辺りからは対策無しで挑むと、転倒で行動を封じられてさすがに苦しくなってくる。しかも片方だけ残してしまうと、ザオラルで復活させてくるという、デスタムーアの右手左手&ウルノーガ第2形態の悪夢再来。
5体目の『無明の魔神』は推奨レベル90以上という、作中最強の敵。無対策は無謀すぎるので、攻略サイトを参考にグレイグ将軍に闇&即死&休みの耐性防具+命の石で固めて得意の「におうだち」。半数の攻撃はほぼ効かなくなり、文字通りの『盾』。ひたすら仲間を呼ぶので、これでも1回目は手こずって失敗。無駄を省いた2回目で何とか40手をマーク。



願い事は最強剣のレシピからセーニャのヘアチェンジ、お約束のエッチな本に何故かイシの村のエマと結婚。とりあえず上から順当に選んでみた。
最強の剣『勇者のつるぎ・改』は先ずホムラのイベントクリアが先決。火山奥の鍛冶場の鍵を貰い、再び勇者のつるぎを鍛錬。今度はホムラ内の鍛錬場でオリハルコンを売って、鍛錬された王者の剣を買う。この2本プラス、レア素材の『ヒヒイロカネ』『だいしんかのひせき』『アレキサンドライト』全て2つずつを使用。従来の『真・勇者のつるぎ』は残るので、二刀流で超威力を発揮するもよし。
サマディーの新乗馬レース"ブラック杯"。文字通り夜間のレースになるが、照明なんてものは無いのでかなり視界が悪い。特に参加費無料の方は最後までダッシュを切らさないようにしないとほぼ勝てないが、参加賞でちいさなメダルが取り放題。
セーニャのヘアチェンジ『イメチェンリング』はほぼそのまま。エッチな本は装飾品扱いとなり、かつての神竜と同じくネルセン秘蔵。何故か主人公とロウのユグノア王家のみ装備可能だが、守備力1・ゾーン突入率2%アップとタイミングを考えるとかなりしょぼい且ついやらしい。装飾品なので、本のくせに何故かうちなおしが可能。1000度以上の炎に余裕で耐えて鍛錬も出来る謎の本。無駄にレア度Sなのでうちなおしの難易度は高い&宝珠は27個も使用するのに、+3でも守備力4・ゾーン突入率5%。他のレア度S装備に比べて無印からちっとも変わっていない。
エマと結婚。これもイシの村復興が先決。選んだ瞬間から結婚したという扱いになり、村に帰ると、何事も無かったかのように自宅にエマがいる。壁にはやってもいないはずの結婚式の絵が飾られているという、見方を変えるとちょっとしたホラー。仲間も普通に祝福しており、ここでグレイグ将軍がちゃっかり独身であることを明かす。絵をチェックすると、懐かしの『結婚ワルツ』のメロディーが流れるおまけ付き。特にアイテムが手に入ったりはしないので、これが一番後回しで正解だった。