DQ11・その6

ダーハルーネ町長の息子の声が出なくなった。元に戻すには「さえずりのみつ」が必要…って、またまた昔に聞いたことがある話。とりあえず蜜は西の霊水の洞窟にある。ここも1フロアは広いものの、階層自体はあまり多くない。奥に行くと、唐突に敵がいるので接近すると相手から勝手に近寄ってきて自動的に戦闘。相手はシーゴーレム2体で、HPと攻撃力がかなり高い。厄介なのはこの直後から早くも普通に雑魚敵として出現することで、HPの高さから毎回戦闘が長引く。
蜜を取って戻ってくると、丁度海の男コンテストが始まるところ。どういったイベントになるのか気になっていたが…ちゃっかり敵将のホメロス将軍がエントリーしていたからさあ大変。カミュを人質に、一変して対決ムードに変わってしまった。



カミュが捕まっている間は、町には牢獄の時と同様にデルカダール兵がうろついている。発見されると戦闘になるのも同じだが、当然ステータスは当時と全く異なる。必ず重装兵+兵2人+重装兵の3グループの組み合わせで、重装兵の痛恨にさえ気をつけつつイオを連発しておけば意外と倒しやすく、経験値も300以上と結構稼げる。カミュへは当然経験値は入らないが、成長が早いので一時的なストップには丁度いい。倒すとシンボルも消えるので周りやすくなる。
デルカダール兵と重装兵は2Dモードと3Dモードでは全く違う姿になる数少ない敵の一種。3Dモードでは戦闘前のシンボルそのままの姿だが、2Dモードだとデルカダール兵はさまよう鎧、重装兵は鎧の騎士の色違いでまんまモンスター。どちらもマントが付くなどベースより若干ドレスアップされている。
ホメロス将軍の待つステージへは橋から飛び降りないと行けない。さきほどのシーゴーレムよりも更に強力な攻撃力で、主人公すら一撃で40ダメージも受ける。同じ頻度で出る暴走ドルマも危ないが、ほぼ単体攻撃しかしてこないのと、かなり素早さが低いのが幸い。そして勿論単位表示は『ホメロス 1匹』。しっかり討伐モンスターリストにも載るので普通にモンスター扱い。
倒すとシルビア所有の船が解禁。地味に新BGMに期待していたのだが、残念ながらまたも旧作の使い回し(4の船BGM『海図を広げて』)。



船といっても今回は従来シリーズ通り浅瀬で区切られているので、最初の段階では内海のみ移動出来る。それでも行ける範囲が結構広がり、正規のルートはソルティコの町→ネルセンの宿屋→グロッタの町の順だが、無視していきなりグロッタに行くことも可能。グロッタでは探していた虹色の枝が仮面武闘会の賞品になっているが、それを見たにも関わらず直後にソルティコに行って仲間に話しを聞くと、枝の手がかりを探しに持っている商人について調べよう、みたいな矛盾するコメントを言う。
この段階では他にも主人公の地元であるユグノア城の廃墟にも行けるが、奥は施錠されているのでその前部分しか入れない。所々に宝箱があるが、ここにはDQ1で有名なあの元祖ドラゴンも出現する。ナンバリングシリーズでは3DS版7の配信ボスに引き続いての登場、このリメイク版を除くとロトシリーズ以来久々の登場。船を手に入れてそこそこの段階ではかなり危険。
そして城外には、デスフラッターやダークドリアードといった、何故ゆえに出てきたのかが謎な旧作のマイナーモンスターに混じって、まだメジャーなストーンマンも出現。やたらと仁王立ちしてくるので全体攻撃は悉くかき乱される。メタルスライムと一緒に出現した時にやられるとたまったものではない。仁王立ちしてこない場合だと今度は痛恨が飛んでくる。当然HPも高く、実に面倒臭い敵。



どこへ行こうとも、ストーリー自体はグロッタの仮面武闘会に出ないと先に進まない。武闘会だけに、4の武術大会に出場した懐かしいメンツが再集結。何故かサイモンだけはいないが、ベロリンマンはイエティそのままの姿から、顔だけはそのままだが図体は普通の人の体になっていた。ついでに喋ることも出来るが、4だけに進化の秘宝でも使ったのだろうか。尚、町全体が屋内にあるのでルーラは全域で使えない。
武闘会本戦。BGMは全て4のものが使われており、まさに武術大会そのまま。但し当時のようなタイマンではなくタッグ戦。パートナーとなるハンフリーはNPCなので、いくらダメージを受けても無敵。さっきのベロリンマンとは1回目から戦うことになり、懐かしの分裂攻撃もしてくるが、本物はバレバレなので簡単。一方でミスターハンはあっさりと倒され、武術大会同様の初戦敗退。
次はビビアン。昔みたいなMP切れは起こさず、投げキッスでこちらの動きを止めてくる。丁度相手が2人ともゾーンに入ったところで止められたので、大ダメージ覚悟だったがかわせた。
その次はシルビア扮するレディ・マッシブ。味方の時には使えた火吹き芸を連発してくる上、パートナーのマスク・ド・ハンサムの連続攻撃でダメージが嵩む。やはりどちらも『1匹』として扱われ、しかも他の対戦者共々討伐モンスターリストにも載る。仲間すらモンスター扱いされるとは、最早血も涙も無い。
決勝はマルティナ&ロウ。マルティナの素早い攻撃に、ロウの攻守にわたる呪文で絶妙にサポート。さすがに決勝だけにバランスがよく、一撃のダメージも大きい。ロウのラリホーが当たっていればかなり危ないところだったが回避。やはり2人同時にゾーンに入って連携してくるので、今回は無事に防御してやり過ごすことが出来た。