阪急バス西能勢線76系統(山下駅→日生中央駅)


一庫で能勢電鉄と並走。




能勢電鉄山下駅から、日生線で1駅先の日生中央駅に行くだけという超短距離路線。終始日生線に並走し、停留所はたった5つ。現状の用途は出庫路線。
系統番号70番台の西能勢線は、大昔は池田から、のちに山下駅から能勢町各地へ結ぶ路線。鉄道がない能勢町にとっては貴重な公共交通で、その殆どは山下駅から国道173号を通って能勢に向かう。76系統のみ、日生中央駅猪名川町阿小谷地区を経由する遠回りの経路。

76系統の'09年までの路線図上の経路は、山下駅日生中央駅~阿小谷~森上~宿野~豊中センター前だが、この全区間を運行するのは平日・土曜夜の山下駅発の最終便片道のみで、他の便は日生中央駅~森上の区間便だった。'09年の改正で、宿野~センターが廃止になり、同時に山下駅日生中央駅日生中央駅~宿野が分離。
日生中央駅~宿野は分離と同時に日祝の運行が無くなり、以降減便・土曜運行の廃止が続き、平日1便にまで減った'20年、デマンドタクシー「ちょいソコいながわ」の実証運行に代替される形で”休止”。あくまで休止であるため、単独区間のバス停標柱は残されているが、既に路線図からも消され、実態はほぼ廃止に近い。結果、76系統としては、能勢は全く通らないにも関わらず西能勢線を名乗り続ける山下駅日生中央駅間のみが残された。

時刻・停留所
土日祝に片道1便運行。停留所は以下が全て。赤字は阪急バスでは当路線のみが経由する免許維持区間
山下駅 山下 山下本町 一庫 日生中央駅
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