さすがに首都圏だけに、中部地方と比べて路線がない区間が極端に少ない。又、1つの路線が起点から終点まで丸々1号線を経由、というケースがかなり多く見られる。
両社の看板路線である箱根〜小田原線。区間の半分近くがカーブの激しい山岳地帯だが、箱根だけに沿線施設が充実しているため、両社合わせて1時間に4〜5便とかなりの高頻度。1号線と255号線とが分岐する市民会館前交差点からは、小田原駅や小田原城も近い。
ここからは打って変わって海沿いの区間。この路線もほぼ全線が1号線だが、1時間に4〜5便とやはり多い。
こちらも平塚駅周辺を除き、1号線を長く走る。昼間はほとんど運行せず、この区間のメインは大磯駅付近でわずかに1号線を外れる平43系統。尚、日祝朝1往復のみの免許維持路線である平塚駅〜小田原駅の路線は、上記の市民会館前と古花水の区間をフル走行。
- 古花水〜馬入橋(3km)
- 路線なし
1号線を経由するバスは沼津から繋がっていたが、平塚駅周辺のここで遂に途切れる。東西に延びる路線のほぼ全てが、より駅に近い2つ南の道を通るため。
例によって平塚駅周辺を除き1号線を走破。途中で相模川を渡るが、実は相模川を渡る神奈中バスはかなり少なく、厚木以南ではここと厚木の2箇所しかない。
またしても両端を除いた大部分が国道1号線を経由する系統だが、途中の四ツ谷から現道はバイパスとなるため、神奈川県内の1号線では唯一となる旧道区間に入る。
遊行寺前〜藤沢橋間は歩いて数分。路線自体はあるものの、途中停留所もなく直通もしていないので省略。
いつまで続くのか、これも経路はほぼ1号線オンリー。ただ、途中には県内のドライバーで知らない者はいない超有名な渋滞スポット・原宿が控えているため、定時性は無きに等しい。
バスセンターには入らずに、唯一戸塚駅西口に乗り入れる戸53系統が僅かに経由した先にある、妙に短い空白区間に待ち構えているのは、開かずの踏切としてその名を広めた戸塚大踏切。戸塚駅東入口交差点は、東口ターミナルから北に150m。
朝から夕方まできっちり15分間隔で運行。朝一のみ横浜駅まで直通する路線(横46系統)があるが、西口発着のため途中で1号線を離れる。
市内中心部だが、JRに加え相鉄とも並行するためそんなに便数は多くない。神奈中の方は系統番号の通り横浜市営から譲渡された系統。