ウルトラサンムーン・その10

遺跡からナッシーアイランドに渡航するため村に戻る。ここもマツリカ主導に変更されており、村のBGMもこのときだけ常時『がんばリーリエ!』に変わる。渡航自体もリーリエは付いていかずに主人公のみの単独になり、ナッシーは襲ってくるのではなく逆にカイロスに襲われている。しかもリージョンフォルムではなく普通のナッシー。救出しないと笛が取れない。
古道の大渓谷前で最後のスカル団イベント。したっぱ2連戦で、特に2戦目は5人分として手持ち5体で挑んでくるが、ポータウンとほぼ同じ内容なのでかなり今更感が漂う。大渓谷の入口で大試練ハプウ戦…と思ったら、USUMではここでの大試練は無くなり、代わりに調査隊が現れる。代わりの割にはかなりランクが落ちた。



大渓谷は一部のトレーナーの手持ち以外はほぼサンムーンのまま。奥で唐突に無音で始まるドラゴンの試練もそのまま。当時はアシレーヌでさっさと突破し、今回もミミッキュがいるが、すぐ終わるのは面白くないのでジャラランガ戦はしばらく様子を見ることに。
サンムーンからだいぶ変わっており、「まもる」を使わなくなった代わりに、フェアリー相手にはひたすら弱点を突ける「どくづき」を連発し、あくまで野生のくせにフェアリー攻撃対策にロゼルの実を持っているという策士。呼ばれるのはハッサムオンバーンで、オンバーンは大したこともないが、ハッサムはドラゴンではなく鋼なので相変わらずフェアリー攻撃を防ぐ難敵。前作以上に相当な対フェアリーを意識した構成になっている。



試練を終えた奥が祭壇。ここで笛を吹き、ソルガレオ/ルナアーラ登場。サンムーンなら強制捕獲→ウルトラホール→ルザミーネ戦2回目…という流れだったが、ここからが新展開。倒されたグズマルザミーネがはじき飛ばされ、ここでいよいよネクロズマ本人が登場。ソル/ルナを乗っ取って融合した姿、いわゆる日食/月食ネクロズマと戦うことになる。ボールは最初から選択肢に無いので捕獲は不可。
倒すとポニ島全体が真っ暗になり、今度はネクロズマを追ってワープホールを目指す、シューティング風のミニゲームになる。ジャイロセンサーを使うのであまり上手く動かせない。ハズレのホールに入ると、アローラ図鑑外の任意の1体がレベル60で現れる。当たりの白いホールに入ると、居城のウルトラメガロポリス内メガロタワーに突撃。頂上で更にパワーアップしたウルトラネクロズマが現れる。
「ぬし」同様戦闘開始時に全能力が上がるためとんでもなく強く、パーティメンバーは全員即死。あまりに強いので"負けバトル"かと思ったが、そもそもポケモンにそんな制度は無くあっさり全滅。あまりに強いのでバンクからレベル100メンバーを持ってこようともしたが、最終的に頼ったのはミミッキュの「ばけのかわ」。これで耐えて超強力専用技「フォトンゲイザー」のPPを使い切らせ、次にドヒドイデが覚えていた「くろいきり」でアップ能力を全て消し、ようやくましになった。
倒すと光を取り戻し、同時に「ベベノム」も手に入る。リーリエ・ルザミーネ親子も和解し、後味が悪かったサンムーンから幾分改善された。去り際に「ウルトラボール」が支給され、これ以降もエーテルパラダイスで1個1000円で買えるようになるため、1個数百万だった価値が一気に落ちてしまい、金さえあれば実質使い放題になったのでレアアイテムでも何でも無くなってしまった*1。親子は名目上はパラダイスに帰ったことになるが、敷地内のどこを探しても姿は無く、屋敷も無人



ネクロズマイベントを終えると、次はサンムーンでは実装されなかったマツリカの試練。マツリカ本人と戦闘+これまでの各島のキャプテンと再戦するのが課題内容。正確には戦ったことがあるキャプテンはイリマのみなのだが、サンムーンでは再戦可能なトレーナーが四天王のみだったので、これは結構嬉しい変更。最初のイリマのみ探す必要があるが、以降は問いに答えることで次のキャプテンの居場所まで自動的にワープするラクラク機能付き。キャプテン戦ということで、ここまでイリマ戦でしか使われなかった旧トレーナー戦BGMがスポットライトを浴びることに。うちマオ/スイレンアセロラとの戦闘は免除されるが、代わりにカキは例のやまおとことの連戦になる。アーカラ島の3人については、サンムーンだと大試練後に戦闘出来る機会があったのだが、USUMで削除されていたのはこれが理由なのかもしれない。
試練ということで、最後はとうぜん「ぬし」がおり、ここではアブリボン。能力アップ効果に加え、ひたすら「ちょうのまい」を連発するので激しく能力が上がる危険な敵。ここはドヒドイデの「くろいきり」の出番。定期的に消していくとあまり攻撃してこなくなるので、間を縫って「どくどく」でジリジリ減らす。折角耐久型のドヒドイデなので、たまには遊んでみる。呼び出すのはペリッパーハピナスで、特にハピナスアブリボンの4倍近い経験値を持っているので、呼ばせまくって荒稼ぎが可能だが、またまた命令レベル制限がかなり危なくなっているこっちにとっては致命傷。



ここまでやってようやくハプウの大試練。今回は場所が大渓谷前からナッシーアイランドに変更、当然手持ちも変更。さすがにZ技は耐久が高いドヒドイデも地面は弱点となるため耐えられず。しかもトリトドン相手には誰も弱点を突けない。結局はやっぱり「どくどく」でゴリ押し。クリアすると命令レベル制限が80に上がり、直後から行けるリーグで殿堂入りすると制限が撤廃されるので、これでもう事実上レベルを気にする必要はあまりなくなった。

*1:その代わり、ロトポンの「やすうりポン」は対象外