DQ11・その11

プチャラオ村の南にある洞窟・岬のほら穴に入ると、いきなりボスのフールフールがいる。大切な物を差し出せと言ったところにシルビアが「うまのふん」を出してしまったからさあ大変。大激怒で全員マホトーンがかかった状態で戦闘開始。マホトーンはそのうち切れるが、事前にディバインスペルをしつこく使ってくる上で更にマホトーンを使って穴を埋めてくるので、完全に呪文は使い物にならない。ロウの「いやしの雨」が地味に役立った。ドラゴン系なのに何故かドラゴン斬りの効果が無いのも苦戦の一端。
クリアすると、パレード隊はシルビアの地元・ソルティコの実家の屋敷に預けることに。それまでも、何故かシルビアだけ町に入りたがらなかったり、屋敷では出て行った息子がいるという話が聴けたり、伏線は既にいくつかあったので予想は出来ていたが、やはりこの息子こそシルビア。怒られるがすぐ仲直り、これで無事にシルビアがパーティ復帰。これ以降、ソルティコのBGMはシルビアのテーマに変わり、町の門そばには3Dモードのみシルビアが乗っていた山車が留置される。シルビアの装備は着ているパーティの服のみなので、すぐ調える。



シルビア復帰と同時に船も復活。この時点ではクレイモランとグロッタ以外のどの町にも行けるが、どこもどうやら何かの襲撃を受けているようで陰気。魔王配下の六軍王の影がちらつく。水門が開いているので外海にも行けるが、外海に出るポイントで船底に潜んでいたカミュ発見。突如パーティに復帰するが、記憶喪失になっているという設定に基づきスキルは全て失われており、口調までですます調に変わっている。唯一呪文だけはそのままで、装備はやはり旅人の服1枚のみ。
どの町でも結構クエストを受注出来るが、敵を倒し続けないと出来ないようなものもあり、また離脱中のメンバーは復帰まで一切成長しないので、ひとまずクエストや他の町は置いておき、仲間の復帰を最優先にフローチャート通りにストーリーを進めることにした。7のマリベルのように復帰後に著しいレベル差があると使いにくい。
又、この辺りから敵の攻撃も激しくなってくる。連続攻撃なんて最早当たり前なので、ダーハルーネとサマディーの防具屋で装備を調える。守備力ではなく軽減属性があるかどうかを最優先し、更に盾と鎧で被らないようにする。打ち直して強化してもいいが、強力になればなるほど打ち直しの難易度も上がり、いかに技を使いこなすかが重要になってくる。普通に叩くだけでは集中力切れで鍛錬しきれまいまま終わってしまい宝珠が無駄になる。
サマディーでは乗馬レースにゴールドカップが新登場。クリアすると「メタスラの盾」「古武道のツメ」が手に入る。相変わらずYダッシュとすばやさの種を切らさなければ勝てるので、参加費の1000Gで実質買えるようなもの。



ストーリーはネルセンの宿屋からユグノア跡地へ。道中に出てくるデュラハンナイトを倒すと、鎧が乗っていた馬に乗ることが出来、3Dモードであれば高速化+敵をおびき寄せたりも出来るが、2Dモードではどちらも出来ずただ移動するシンボルが馬に置き換わっただけ。説明(旅の心得)では『馬に乗った雰囲気を楽しみましょう』という投げやりなことしか書かれていないというひどさ。
城の跡地地下では、宿屋の夢に出てきた嘆きの騎士がいる。割と強いがこれを沈めると、四大国会議当日のユグノア城にタイムスリップ。城の襲撃や勇者が悪魔の子と呼ばれた経緯を知ることが出来る。透明人間設定なのだが、何故か襲撃中は敵と戦闘出来る。100%先制攻撃出来るのは透明人間だからなのか。基本タイマンなので強くはないが、最後だけは4体組。この時のみ父のアーヴィン王がNPCとして参加。
一連のイベントが終わると、最後に今回の夢騒動の首謀者・バクーモス登場。現代に戻って一騎打ち。全体攻撃の追加効果で攻撃/回復魔力が下がるので、そのうち回復呪文の回復量が減っていく。あまりダメージが通らないのにこちらのルカニも効かない。段々追い詰められて全滅寸前のところでクリア。アーヴィン王は無事成仏し、主人公は勇者の力を取り戻す。肩書きに「勇者」の表記が復活し、勇者スキルも復活+異変前よりパネルが増えた。



次は既に魔物に占拠されたグロッタ。モンスターカジノの景品になっている「ラブリーエキス(10000枚)」が無いと先に進めない。カジノは嫌いだが、元手として2000枚をタダでくれたので、しょうがなしに100コインスロットを適当に回していたら、あれよあれよと当たりまくり10回回して40万枚も貯まった。交換してVIP限定のルーレット会場に入ると…ゼシカの再来か「呪われしマルティナ」登場。仲間とはいえ、勿論始末しなければ先に進まない。超強力なセクシービームで大ダメージを受けるが、ここで疲弊してしまうと次の六軍王・プギー戦に響いてしまう。回復無しの連戦となるが、全体攻撃は50ダメージ止まり、単体攻撃も打撃・メラゾーマで100もいかず、正直マルティナよりあまり強くない。魅了してきたり「ギガマホトラ」で一気にMPを減らしてくるという小技の方が目立つ。あんまり余裕をこいていると回復用のMPが尽きる。
倒すとマルティナ復帰。そしてモンスターカジノで稼いだコインは偽のコインにつき全て没収。あの当たり具合や、ラブリーエキス以外は安価な店売りアイテムばかりでどうでもいい景品ラインナップを見れば、うっすらそんな気配はしたのだが…。戦歴の「くわしい記録」にあるスロットプレー回数にもカウントされない。



フールフール戦・バクーモス戦・プギー戦の反省点は、呪文以外の回復手段が全然無いこと。3回とも事実上封じられたので苦戦した。特技なら「いやしの雨」の他にシルビアの「ハッスルダンス」、道具ならHPに特薬草、MPに賢者の聖水。特に道具が重要で、この2つは異変後以降結構な量が手に入り、特に今作の特薬草は錬金が無いことで道具屋でも売っているが、今作は2ページ分道具が持てることしかり、どうやらボス戦で道具を使えという暗示だったのかもしれない。メンバーの手持ちは全然整理しておらず未だに薬草があったりしたので、これを機に一斉整理。誰かにだけ、ではなく全員が満遍なく持っておいた方が安全。そして何より賢者の聖水の他世界樹の葉などの非売品の使用もケチらないこと。