撮影写真より


自動車レース・SUPER GTにかつて参戦していた「オープンインターフェース トムス SC」。このスタイルで参戦していたのは06年シーズンの1年限りだったが、見事にGT500クラス年間チャンピオンを獲得し結果を残した。
ベース車種であるレクサスSC=トヨタソアラは、元々は高級オープンカーという位置づけで、モータースポーツの雰囲気はほぼ無く、そういうイメージを意識したモデルも最後まで設定されなかった。かつてトヨタのGT500クラスでは、とっくに市販車の生産を終えていた80スープラを長らく使っていたものの、いい加減古さが目立つようになってきた。だがGT500クラスに相応しい車種が当時トヨタにはSCしか無く、やむなく起用したという。元々からレースに向かないオープンカーであるため、大体の外観イメージを残して大幅に改造、屋根は当然ながら固定化。
SCもまた生産終了後も長く参戦し続けたが、後にまさにレーシングイメージに合致するRC Fに切り替え、現在に至る。