ORAS・その1

いよいよ発売日。…とはいえ、本編シリーズでは久々の平日発売だったこともあり、そこまで完売続出みたいなこともない静かなスタート。今回は敢えて予約しなかったが、しなくても余裕だった。木曜発売ではなく金曜発売なのは、連休にプレーしてほしいという心配りか、或いはオリジナルのGBA版と全く同じ発売日にしたかったからか。


プレー開始直後、いきなりGBA時代と同じオープニング(を映した映像)から始まる。自宅にあるドールを調べると「懐かしいにおいがする」と出たり、部屋の時計を調べて時刻を合わせる場面*1もある。XYでは赤緑への強いリスペクトが感じられたが、そもそもの発売日からも今回は序盤からルビーサファイアをかなり意識している。
101番道路で博士がポチエナに襲われる。この時鞄をチェックして御三家を受け取りそのままポチエナと戦闘へ。厳選する場合、この鞄をチェックする前の段階でセーブすれば良い。能力・性別・色違いはポチエナ戦でも可能だが、性格は一々ポチエナ戦とその後のイベントをこなさないとチェック出来ないので面倒。今回はいつも通り水タイプということでミズゴロウを選択、攻撃・特攻両方を使う予定なので性格をどうするか少し考えていたが、丁度無補正の性格が出たのでもうこれを使うことにした。
北のコトキタウンでは、珍しいポケモンの足跡をスケッチしているという変な理由で西側が通れない=フラグ未成立。変なこじつけだが、先に進むとここでようやくライバル戦。事前にレベルが上げられるということもありかなり余裕。対戦後研究所に戻され図鑑入手、足跡の道も通れるようになりここからようやく本格スタート。尚、途中で御三家に応じて変化する三色キバを覚えたポチエナを捕まえるイベントがあるが、要らないのでスルー。
103番道路からいよいよトレーナーが配置される。隣のトウカシティであのミツル君登場、勿論今回もラルトスをしっかり捕まえる。違う点は、イベント後にマルチナビのアプリ・プレイナビが貰える点。XYの下画面機能そのもので、引き続きパルレで愛でたりスパトレでいきなり努力値配分を完了させたり出来るが、XYから完全な使い回しなのでXYとはBGMまで全く同じ。パルレはXY当時は甚く感動したが、何の進化も無くORASにそのまま流用されても最早どうとも思わない。寧ろPSSのトレーナープロモが廃止されているため事実上のスケールダウンともいえる。




ざっとプレーしたところ、基本的なプラットフォームはXYのものをそのまま流用しているため、グラフィックや一部BGM・SEはXYと同じ。トレーナー戦のカットインでライバルなどの重要トレーナーは3D、それ以外は静止画なのも同じ。XY発売から1年しか経っていないため、期間を考えると使い回されて当然か。それでも新鮮味はかなり薄い。
変化があった点としては、「ここは○○タウン(シティ)」といった町の看板をチェックして放置すると、その町全体を俯瞰出来るようになり、それまでほぼスルーだった紹介看板がちょっと使えるようになった。戦闘中は急所に当たった際のメッセージが黄色く表示されるようになり区別しやすくなった。ショップはXYではポケセンに統合されていたが、リメイクということもあり再度分離されてしまった。
この日更新された公式サイトでは、後半のレジ系イベントで登場する点字の解読表が掲載され、公式側の配慮が見られた。点字が取り入れられているテレビゲームは非常に珍しく、ポケモンでは第3世代各タイトルに収録され若年層への点字啓発に大きく貢献した。このため点字表には関連団体からのコメントも付いている。

*1:ハードそのものに時計が無かったGBA版はROMに時計機能を搭載しており、時計をチェックすることで時刻設定が出来た