サンムーン・その00

本日よりサンムーンの体験版が配信開始。一部のゲームデータは正式版に移行出来る特典があるので、とりあえず落としてやってみた。体験版の割にかなりの大容量。
ちなみに新要素の予備知識は一切無い、というよりあまりに多すぎて頭に入らない。敢えて何も無しのまま挑む。


スタートすると名前付けも性別選択も無しにいきなりストーリー。男主人公がアローラに引っ越してきた場面から始まる。いつも女主人公ばかりを選んでいるので新鮮。サンムーンではキャラ描写が常時リアルな等身で描かれているので、画質は旧作と変わらない・各種SEも殆ど使い回しなのに急にリアリティが増している。ORASまでは殆どが3等身程度のデフォルメで、リアル等身はごく一部のムービーのみに限られていた。


市役所のシーンから自由に動けるようになるので「ポケモン」コマンドをチェック。手持ちは「サトシゲッコウガ」レベル36の1体のみ。出会った日付が「2013年10月17日」と妙に古い且つリアルになっているが、これはアニメ版のXY初回放送日で、実際にこの回で彼の前身であるケロマツが初登場。当時はゲーム版のXYも発売から5日しか経っていなかった。今作からトレーナーIDが初代以来不変だった5桁から初めて6桁に増えており、なのでIDもこの日付に合わせてある。
ステータスはレーダーチャートが付記されるようになり、バランスが一目で分かるようになった。厳選に必須なマーキングもこの画面から付けられるようになっており、一々ポケセンのPCで操作しなければならない煩わしさが解消、しかも赤青の2色が付けられるようになったので区別がかなり楽に。その代わり、特性の説明が旧作の常時表示からアイコンをタッチしないと出なくなってしまった。


歩いてみる。等身が上がったことで歩き方もリアルになったが、その割にぶつかるとドンドンと音がするのは初代以来の伝統。歩き方だけでなく身振り手振りも旧作以上に表現されるように。勿論ポケモンもサイズスケールが更にリアルに。アローラはハワイがベースということでBGMも南国調、おなじみのアイテム入手時のチャイムまでウクレレ。ただ視点は変えられないので、等身が上がったのに映像は寄り気味になるため若干見づらい場所があり、又椅子には座れなくなってしまい本棚チェックも廃止。
外に出るといきなりお試しバトル、今回の悪役スカル団との一戦。戦闘中も相手トレーナーがずっと横に映り込んでいるのが特徴的で、ようやく全てのトレーナーが戦闘中も3Dで動くようになった(旧作は一部を除き静止画)。倒してポケセンに寄ると街中のゲートに入れるようになり、内部の叢では街の中にも関わらず普通に野生が出現。
戦闘中は下画面をタッチすることで、敵味方ともステータスの上下具合が段階別で把握出来る便利機能が付いているので、積みまくって上がり幅が分からなくなっても一目で分かる。敵のタイプも分かるので、特に見た目ではまず把握出来ない新ポケモンのタイプもばっちり。又、攻撃の際は相手のタイプに合わせて技の下にばつぐん・いまひとつといったヒントが出るので、以前のようにタイプ相性表とにらめっこしなくても、該当タイプの攻撃があればすぐ弱点を突けるようになった。但し相手のタイプと相性ヒントに関しては、図鑑に載る初回のみ表示されないため、最初は従来通り知らなければ手探り。


話が進むと「テンカラットヒル」で試練を受けることになる…といってもいわゆるチュートリアル的な場所。早速トレーナーも配備されているが、トレーナーは近づくとBGMが小さくなる安心機能が付いているので、無駄な戦いを避けやすくなった。
途中から「ポケファインダー」でポケモンジャラコ」の撮影を受けることに。この時ククイからレベル40のピカチュウを貸してくれるが、彼のIDはサンムーンの発売予定日である「161118」、出会った日付である今年の5月10日は今回の御三家が初めて公表された動画『ジブンを超えよう。』がYouTubeにアップロードされた日、と小ネタに抜かりがない。ポケファインダーにはロトムが内蔵されており、説明する時は普通に喋る。ちゃんとファインダーの線も切り替えられる本格派。但し撮影するたびにジャラコと戦闘になり、しかもこのクソ序盤からいきなりドラゴンタイプ。先に進むと、事実上のボス戦となる「ぬし」ジャランゴと対戦。いきなりパワーアップしたり、ポケモンのくせにDQのように仲間を呼ぶので結構大変だが、こちらも「サトシゲッコウガ」にパワーアップするのでそんなに苦戦しない。
倒すとZリング入手でZ技解禁、そして早速テストさせるかのようにスカル団幹部と対戦。Z技は1回しか使えない代わりに威力も技名もセオリー完全無視につき、例えばピカチュウだと「スパーキングギガボルト」とやたら長い名前だが威力は175、ベースの10万ボルトのほぼ倍。主人公のヘンテコなポーズと共にピカチュウがパワーアップ、発動する際は堂々と技名がデカデカと映し出され、これが前々から言われているが少々妖怪ウォッチチック。


これで一通りのプレーが終了。紹介&宣伝ムービーが流れて終わり…なのは普通の体験版。大容量の「特別」体験版だけにこれで終わりとはいかず、まだまだ続く。