撮影写真より


間もなく一部を除き全て廃車になる予定の名古屋市ツーステップバス。特徴的な3扉が主流だったが、末期にはこのように普通の4枚折戸になってしまい、変わった形のシートもただのローバックになってしまった。名古屋市バスの中でも印象の薄いグループだったが、いざいなくなるとなるとやはり何ともいえなくなってくる。何しろ名古屋市バスでエルガ(PJ-以降)とブルーリボンIIが占める割合は既に半数近く(500台以上)。地域巡回バスなど一部を除くと地域・路線に関わらずほぼこのバスしか来ない。
尚、前面の分割方向幕は写真の99年式限り。名古屋市バスは2扉化して以降中古車市場で人気であり、このバスも廃車後はどこかの地方に売られていくだろう。これらが廃車になっても排ガス規制の対象外であるCNGバスが一応最後のツーステップ車として残るが、名古屋はCNG含め低公害のツーステップバスの導入が1000台以上も保有している規模にしては極端に少なく、CNG車に関しては全部で5〜6台しかいないためかなりのレア物。