市バス新車


今年もこのシーズンがやって来た。こちらは九条に配置されたナンバー3332のエルガ(QDG-LV290N1)。
今年の新車は車種・規模とも前年と全く同じ。交通局公式ページのダイヤ改正資料で、新車は2月登場と明記されたため、前年よりも半月早いこの時期からの稼働となった。但し仕様は前年と若干異なる。正面にはLEDのデイライトが付くようになり、運転席側のサイドミラーには前面下部を視認するためのアンダーミラーが付いた。これらにより、正面からだと遠目でも前年導入車と見分けが付くようになった。
車内では、後ろ半分用に停留所表示用のディスプレイを中扉正面の席の真上に増設。一番前のディスプレイと表示内容・サイズは全く同じ。停留所表示器を複数設置する例は、観光用の周遊路線専用車では珍しくないが、一般路線用ではレアケース。従来は一番後ろの席となると停留所表示が10m以上先と結構遠目になるので、これが付くことで把握しやすくなった。
新車が半月早く入ったということは当然廃車も半月早く始まり、ツーステップ・リフトバス・初期のノンステップバスはほぼ全てが1〜2ヶ月以内に運行を終える。いよいよ京都市にもツーステップバスが全滅する時がやって来る。