撮影写真より


福井県越前市コミュニティバス・市民バスのろっさ「ちひろ号」は、市内の武生出身の画家・いわさきちひろに因むが、生前のちひろは武生と殆ど所縁がない。
武生は高校教師だった母の単身赴任先であり、ちひろが生まれて3か月後には退職して東京に移り、以降も東京と長野を拠点としていた。記念館であるちひろ美術館があるのは東京の自宅跡地と、両親の戦後の移住先である安曇野であり、武生にもその生家が”「ちひろの生まれた家」記念館”となっているものの、長らく生家の場所すら分からなかった。