撮影写真より


明知鉄道明智駅に放置されている古い車両。いわゆるレールバス富士重工製「LE-Car」で、当時の路線バス5Eや観光バスR13のパーツを多数流用。前から見ると鉄道だが、横から見ると5Eのドア・エアコンユニットカバー、R13の引き違い窓が見え、車内もエアコン吹き出し口はバスのまま。エンジンもUD製。前面は貫通タイプだとまあまあ鉄道だが、貫通しないタイプはモロに5E・R13と同じ顔にした車両もいてバスそのものだった。
車両構造もバス仕様故に、50年以上も現役がざらな一般の鉄道車両と違い、10~20年程度しか持たず、今は紀州鉄道の1両のみが現役で、残りは保存車や廃車体で残るのみ。後継車「LE-DC」はまだ多数が現役だが、鉄道仕様の構造でバスの部品流用は減っているため、バス感は少ない。