撮影写真より


最近またバスジャックが起き、そこで問題となったSOSランプの認知度の低さがニュースになっていた。この西鉄バスの後部に付いている小さな青い出っ張りがそれで、西鉄バスジャック事件が起きた九州では当の西鉄バス始め鹿児島を除く殆どの路線バスに付いている。中古車でさえわざわざ後付けで増設されているが、逆にこれが何なのかという説明が書かれた例はまずない。今回被害に遭った宮崎交通では説明を付けるようになったが、正直遅いような気がする。全く知らないとランプがただの飾りに見える人も少なからずいるだろう。



一方で九州以外では、路線バスに付ける例は殆ど無くせいぜい一部の高速バスに限られる。これはJRバス関東で、九州以外だとこのような大型のSOSランプが主流。しかしこちらも「補助ブレーキ(=排気ブレーキ)作動中はブレーキランプ点灯」という注意書きはあるのにSOSランプに関する注意書きは無くただ青いランプが付いているだけ。最近のバスはLEDの行き先表示や乗降中表示にSOSを表示させる機能があるので、ランプを最初から付けない車両はそれで代用にしているのかもしれない。