比較

よく塗装が似ていると言われる都営バスと富山地鉄バス。実際のところは、地鉄が都営のカラーを無許可で逆にして採用した、というのが通説。どれだけ似ているか、敢えて同じ車種にして仕様の違いが出にくい非公式側で比べてみた。


パッと見は同じだが、比べてみると似てそうで結構違うことが分かる。パターンが逆なので前後のデザインも違うし、ついでにバンパーの色も違うので違和感が一層強まる。緑色の斜め部分の面積が都バスはほぼホイールベース一杯を使っているが、地鉄バスは大体車輪1つ分くらい。緑色とベージュの隙間が都バスには全面に配置されてあるのに対し地鉄バスは一部で隙間がない。ついでに言えば地色そのものも違う(都バスはクリーム色、地鉄バスは完全な白)。



ついでにノンステップバスでも比べてみる(地鉄バスは大阪市営からの中古で、子会社・富山地鉄中央バス所属)。


ノンステップバスになると、都バスは結構アレンジしたカラーになったため、そのままのカラーを継続した地鉄バスとは一層違って見える。都バスはあと2年もしないうちにノンステップ率が100%となりカラーもこれに統一されるため、両者が今ほどそっくりではなくなるということになる。