ハンサムハウスに行ける辺りで進入可能範囲が大幅に広くなる。マチエールからのミッションをクリアすることで時間進行も解禁になる。
今作も相変わらず入れない建物が多いが、屋根には殆どの建物で乗れる。ボスの如く高レベルの個体が徘徊していることが多く、下手に喧嘩を売ると簡単に全滅する。苦労して捕まえたところで命令レベルに引っかかるので即戦力にもならない。
今作も命令レベルは捕獲時のレベルに準拠し、基準レベルはナンバリングのバッジに代わりランクを参照する。最低のランクZでは捕獲時のレベルが20以下で、Yでも25にしかならない。
この辺りでようやく配信ラルトスが手に入ることに気づく。公式の説明では”1時間ほどプレイすると解禁される”とあったが既に3時間経っていた。実際の解禁はモミジに会った辺りで、他の要素もメインミッションを進めると少しずつ解禁されるが、何のメッセージも出ないので簡単に見逃す。エルレイドへの進化を阻止するためか、予想通り100%女の子しか出ない一方、性格はランダム&オートセーブにつき厳選は不可能だが、性格変更用のミントはミント屋で1つ2万で買える。
ラルトス・キルリア・サーナイトはシリーズによって”飛ぶ””飛ばない”が分かれる。剣盾・ユナイトは”飛ぶ”、アルセウス・SV・スリープは"飛ばない"。Z-Aはというと”飛ぶ”方で、なのでSVでは水上だと浮き具を使ったがZ-Aでは使わない。今作では普通に高所に飛んで攻撃し、恐らく歴代で最も高く飛ぶ。
尚、野生は「ベール4番地」におり、野生は連れ歩きと異なり高頻度で飛んでいる。ここには従来作なら後半以降にしか手に入らない「めざめいし」もあり、今作はかなり序盤からエルレイドの投入も可能になった。
サイドミッションの名を借りたメインミッションでオヤブンを倒すイベント以降、各地にオヤブン個体が出てくるようになる。イベントでのホルビーは何とかいけたが、他のオヤブン個体はホルビーを倒せる程度のパーティでは簡単に即死するので全く使い物にならない。
ブティックなどの専門店では、入口に立つだけで大まかな品揃えがホログラムで出る便利機能がある。残念ながら入ってもSV同様に商品選択画面が出るだけで内装は無い。BGMはXYと同じなのだが…。
黄色いフキダシの人はSVと同様話しかけると何らかのアイテムをくれる。ロストボール回収屋も拾ったボールがあるなら黄色いフキダシが出る。
他人のポケモンにボールを向けても『×』が出るだけで何の操作も出来なければメッセージも出ない。”人のものを取ったら泥棒”と一々言う時代ではない。
美術館の『大ヒスイ展』は展覧会の体ではあるが、恐らくメタ的にはアルセウスのストーリーのある程度の復習と、未経験者への解説も兼ねている。展示物の説明から、アルセウスの主人公は当時15歳だったこと、ノボリはストーリー終了後に帰ったことがしれっと記されている。ちなみに撮影禁止という概念は無く展示物を撮影しても何のお咎めもない。
今作のナンジャモ枠の配信者キャラ「カナリィ」は非常に今風なマスクキャラでナンジャモ同様のインパクトがあるが、SV発売前から大々的にPRしていたナンジャモと異なり、こちらは公表すら一切しなかった。同じく発売前は非公表ながら大ウケしたチリちゃんという前例があるから、宣伝しなくてもウケると踏んだゲームフリークの策略だろう。そもそも今作は発売前に公表したキャラ自体がかなり少なかった。
『ポケモンも人もいつかは死んじゃうんだよね』
ポケモンに於ける死の概念は初代から存在し、そもそもAZのフラエッテも一度死んだ身である。しかし実際は身近なポケモンが死ぬようなネタは中々無く、HPが0になった時は”戦闘不能””倒れた””瀕死”と表記し、アニメでもあまり扱われたことはなく、死に関しては半ばタブー視されている。もう世に出て30年経ち、初代世代の一部もそろそろいい年なので少しは触れてもいいようには感じる。
個人的な面白ネタは、駅に行くと何故か電車に乗ろうとするコレ。やたらしつこく確認ダイアログが出された挙句、乗ってしまうと付近のベンチで目覚める=夢オチという古典的なネタで終わる。選択肢が『ミアレにバイバイする』なる変なニュアンスの時点で明らかにおかしいが。