撮影写真より


バックドアを持つローザ(知多バス/大府市ふれあいバス)。この扉の中に車椅子リフトを備えている。


いつも気になっていたのが、ローザの観音扉仕様車は後部ナンバープレートの取り付け位置が右バックドア・バンパーの2箇所にあり、その割にバックドアの方は全然使われていないこと。色々見てみたら、観音扉仕様には「格納ステップ付き3分割バンパー」がオプション設定されており、装備した場合に限りナンバーがバックドアに移る。このバンパーは丁度ナンバーの部分に蓋が付き、開けると蓋が踏み台になる仕組み。付けない場合のナンバー位置は標準仕様と同じバンパーが優先される。
一方の左バックドアには丸いくぼみがある。これは非常口の外側のコック取り付けに使うスペース。ローザのうちスーパーロングと幼稚園バス仕様は定員30名を超えるため、大判ナンバーと非常口の取り付けが義務化されている。観音扉のうち左のみを流用して非常口としているため、スーパーロング・幼稚園バスとも観音扉の設定は無い。また非常口は他の用途には使用出来ないため、非常口として装備する場合、今度はドアハンドルと鍵穴の部分がくぼみになる。