撮影写真より



京阪バスB-3830号車。京阪バスで社番にBが入る車両は貸切兼用車・ワンロマ車といわれ、比叡山線(56・57・66系統)は全便このBタイプの車両が入る。普通の車両とは窓の形が違い、車内は普通の車両には無い補助席とシートベルトが付く。車椅子スペースの折りたたみシートとその前の列も2人掛け。
Bタイプは殆どがエアロスター、それ以前も大半がふそう製で占められ、このブルーリボンシティは3台のみ。実際に比叡山線に投入されたが、ターボが付くエアロスターに比べて非力で使い物にならず、たった1〜2年で新車のエアロスターに取って代わられ放出された。随分無駄な買い物をしてしまったようにしか見えない。ちなみに山科営業所に新製配置された最初で最後のブルーリボンシティでもあり、転属以後京都市内中心部に京阪バスブルーリボンシティが定期路線で乗り入れることは無くなった。
比叡山から追い払われて以降、京都競馬場〜水無瀬駅の直行バスなどで余生を過ごしている。ブルーリボンIIになってからはターボが付いたからかBタイプ導入が復活、比叡山にも乗り入れるようになったが、大津営業所の所属なので入るのは66系統のみ。山科営業所の所属車は一般路線や山科急行線で使用。