以前も同じ車両をちらっと取り上げたことがあったが、違う写真で改めてもう一度。車庫内での撮影だがこれはイベント中での一枚。
おのみちバスの中型CNGノンステップ。エルガミオに見えるが、日野のロゴが付いている通りこの車はレインボーII(PA-KR234J1改)。エルガミオは各世代にCNG仕様が設定されているが、レインボーIIにCNGが設定されたのは初期型だけで、これ以降の一つ目になったレインボーIIや、併売していたHR系にもCNG車は存在するがそれらは全て日野・いすゞとも無関係なサードパーティによって後付け改造されたものであり、そのためボンベのカバーがこの車と異なるほか、ボンベ位置が標準の前ではなく必ず後ろの方になっている。エルガミオと同じボンベカバーや、前部のボンベ搭載に合わせて後ろにずらしたエアコン位置は純正の証。レインボーIIとしては極めて珍しいサーモキング製エアコンを搭載しているが、標準装備のデンソー製は装置が大きいためボンベと一緒に搭載するスペースが無いからだろうか。
そもそも日野のCNGの販売実績が非常に少ないことも影響しているのか、検索しても他の導入例が見つからず、判明している分はおのみちバスが旧尾道市営時代に導入したナンバー263と264の2台だけ。おのみちバスはのちにエルガミオのCNGノンステップも導入している。