なるべくバスで四国一周(松山→高松)

ようやく折り返し地点まで来た。この日は朝から大雨、徐々に弱くなり午後になると止んだが、天気予報に雨マークが付いたのは2〜3日前になってからだったのですっかり油断してしまい、靴が浸水してしまった。

JR松山駅住友病院
伊予鉄バス新居浜特急


国道11号線を経由し松山・西条・新居浜を結ぶ。今治方面へ大回りする予讃線よりも大幅にショートカット出来るため利便性が高い。この路線もまた高速バス用の車両を使い特急を名乗っているものの、クローズドア制度は無いのでどこでも乗降可能。せとうちバスと共同運行だが、定期券とICカードは共通化されていないのがネック。

住友病院前→川之江営業所
せとうちバス新居浜川之江


国道11号線をひたすら走行する、昔ながらの長距離路線。しかし利用者はろくにおらず、いても数カ所先の停留所ですぐ降りる。運転手曰く、長距離利用の客は今や殆どいないとのこと。どうでもいいが、自分がせとうちバスに乗る時はいつも決まって雨が降る。
三島〜川之江間は、11号線を経由する便もあれば医療センター方面へ大きく遠回りする便もあり。乗り継ぎの時間が結構あったため、例によって川之江営業所まで向かったあと歩いて引き返す。

川之江駅坂出駅
JR予讃線


川之江から県境への路線は数年前に廃止、更にその先の香川県西讃地域は、かつてJRバスと琴参バスのエリアだったがどちらも極度に衰退し、現在は各市のコミュニティバスが乱立。1日数便・土日運休ばかりで坂出までまともな路線が殆ど残っていない。仕方ないので、牟岐線以来のJRでこの地域を一気に飛ばしてしまう。もう20年早ければ普通にバスで行ける区間だった。

坂出駅高松空港
琴参バス空港リムジン


坂出→高松の乗り継ぎルートは王弦羽経由がメインだが、以前乗ったことがあることと土日の坂出〜王弦羽は途中までしか運行しないこともあり、今回は高松空港経由で向かう。
昨年末から実験運行を行っている空港バス。全線一般道経由で、既にバス路線が消滅した国道11号線も一部経由する。途中、この路線と同時に開業したことでん綾川駅も経由、ここはイオンモールの最寄りでもあるため乗降ともに可能。実験運行の段階ということで来年以降の運行は不透明で、もしかするとこの乗り継ぎルートは今だけしか使えないのかもしれない。
派手なラッピングが目立つ車両は、琴参バスの親会社・大川バスの高徳エクスプレスで使われていた車両。

高松空港高松駅
ことでんバス由佐・池西線


高松空港高松駅間は当然直行するリムジンバスが存在するが、普通の路線バスもあるということで敢えて後者を選択。リムジンバスが市街地までノンストップで直行する中、当路線は香南地域をゆっくり進んで高松市街へと向かう。運賃は路線バスの方が安い…と思いきや、リムジンバスが高速道路を利用しないこともあり、価格差は僅か10円路線バスの方が安いだけ。