撮影写真より


徳島駅に停車する南海バス関空行きリムジンバス。リムジンバスにしてはやたら長距離。伊丹空港へはここ10年の間に長距離高速バスが増えてきたが、その殆どが大阪発着の路線が経由、それも一部便だけという形を取っているのに対し、関空の長距離バスは大阪を通過する形になるため、当初から関空直行。徳島発は早朝4時台から+徳島着は23時を過ぎる便があるなど、形態はまさにリムジンバス。同じスタンスで更に長距離な高松便・岡山便もある。夜行のリムジンバスがある成田にはさすがに及ばないが。徳島空港高松空港岡山空港のいずれも羽田行き中心のダイヤで、国際線も一応あるものの、極東アジアのみな上に曜日もかなり限られる。他の国・他の曜日となると最寄りは関空となり、このリムジンバスにも出番が来る。



直線距離ではさほど遠くないが、当然直通の橋なんてないので、大阪湾を半周するかなり遠回りな経路になる。関空までは3時間・4200円。距離だけでいうと南海フェリー経由が最短になるが、フェリー以外にも市営バス・南海本線空港線とかなりの乗り継ぎが必要になり、フェリーだけで2時間以上かかるためリムジンバスより更に時間がかかる。便数もリムジンバスの方が若干多め。
一方フェリーの運賃は、割引切符・好きっぷを使えば徳島港関空が2200円。徳島駅~港の市営バス210円を合わせても2410円で、リムジンバスの4割引き。リムジンバスは大阪市内を貫通するので渋滞のリスクも大きいが、フェリーは渋滞なし。リムジンバスが無い徳島の夜発もフェリーのみカバー。フェリーは深夜便があるため、乗り継げば朝6時半に関空に着ける。だがリムジンバスの始発が出る4時45分の徳島駅同様、夜中の3時前の徳島港にどうやってたどり着けるかが問題になってくる。