奈良交通向島線75・76系統(大川原〜向島駅)


かつて京都〜奈良線を共同運行した、同じ近鉄グループ近鉄バス奈良交通のツーショットが見られるのも、回送などを除くと今やここ向島で月1回見られるのみ。


奈良交通の一般的な北限である新田辺からはるか北に離れた飛び地路線で、奈良交通京都営業所のある宇治市の大川原と京都市内の近鉄向島駅を結ぶ路線。大川原を出るとすぐ国道24号線に入るが、5分も走らないうちに今度は向島ニュータウンを半周、その途中にある向島駅で時間調整したのち24号線に戻りそのまま大川原へ。所要時間にして片道10分あるかないか。
05年に京都〜奈良線以来の京都市内乗り入れ路線として開設。一応ICカードも使えるが、便数の少なさと距離の短さで利用者は皆無。当然敬老乗車証や市内共通回数券といったものは使えない。
元々から日祝1往復のみと立派な免許維持路線だったが、今年の3月から第2日曜のみと更に縮小、月に1往復のみという免許維持の究極形になった。これを廃止してしまうと奈良交通の営業エリアが大きく変わってしまうため、休廃止以外で最も少ない運行で維持できる形をとったものだと考えられる。
尚、新田辺周辺のバスは全て京都営業所の所属のため、出入庫の際は国道24号線を延々走行している。かつては新田辺と大川原を24号線経由で結ぶ路線もあったが、これも1日に数往復しかなかった。

時刻・停留所
毎月第2日曜に1往復のみ運行、全線が免許維持区間。停留所や営業キロが少ないのも特徴で、停留所は以下が全て。運行距離は往復合計でも5キロ程度しかない。
大川原 目川 向島駅
12:00   12:02   12:07
向島駅 四ツ谷 上島南 京都文教前 目川 大川原
12:10   12:13   12:15   12:17   12:19   12:21