撮影写真より


何となく撮っていた栃木の関東バス(関東自動車)ナンバー1053号車。ぱっと見普通のバスだが、珍しい富士重工7Eと三菱の組み合わせ。


エンジン通気孔を見ると、2分割だけど妙にいびつな形。これがKC-代の証拠で、ただでさえレアなふそう+富士の中でも特に珍しい。中身はKC-MP217Kで、純正なら既にMP317になるところだが、西工同様にサードパーティにはしばらく旧型の車台が供給されていた。ふそう+富士の組み合わせは旧型車台のまま97年で生産終了となったため、MP317/717の富士重工ボディは存在しない。
この車は最終年式である97年式で、かつて国鉄バスなど一定の需要があったこの組み合わせの最末期。同年は僅かな台数しか生産されず、無論関東バスではこの1台のみ、ふそう+7E自体ももう1台いるだけだが、並走する東野交通にはU-代もKC-代ももう少しいたりする。