北九州→久留米→日田→由布院→別府→大分→熊本

通常は8000円であるSUNQパス北部九州版の「近畿以西で購入の場合6000円」という優遇措置が1月末で廃止されることがきっかけで行くことになった九州への遠征。1日目のルートは元々1年半前に行った際、大渋滞で急遽ルートを変更する前のもの。
船で北九州に着いたあと久留米へ。前回はここで断念したが、今回は平日ということもあり渋滞は全くなし。

西鉄新塗装「スマートループ」への塗装変更車。福岡都市圏のスマートループは現在まだ新車ばかりで、方向幕との組み合わせも福岡には存在しない。

堀川バスのLTは元臨港バス。バンパーにコーナーランプがある通りKC-代(96年式)。


久留米からは1日2往復しかない日田バスの急行日田方面行きに乗る。車両は田舎らしい中型トップドア車だがそこはさすが西鉄グループ、純正車体ではなく日野と西工96MCという九州限定の組み合わせ。

こちらはコミバス「ひためぐり号」に使われる「イズミ車体製作所」製小型レトロバス。全長の割にフロントオーバーハングと全高が異様に長い。中扉部分に車椅子用リフトを備え、全高が高くなっている部分には実はクーラーユニットが入っているというからくり。


日田駅から割と離れたところにある、高速日田BSから今度は由布院へ。温泉なんて入る時間はない。

別府・由布院を中心に展開する亀の井バス。写真のような西工は少数派で、ほとんどがレインボー。


更に由布院から別府を経由して大分まで乗り継ぐ。

大分市よりも北を担当するのが大分交通。LED化の際に側面幕は「大分交通」で固定化。妙にバンパーがでかく見える。

大分市より南が大分バス。ここは純正車体・西工・富士・いすゞとの統合車種、全ての日野車を揃える全国で唯一の事業者。こちらは西工と中型の組み合わせ。

先頃京都バスからも一般路線への充当が終了した日野+富士5Eがまだ残っていた。この組み合わせは北海道中央バス小湊鐵道からも既に消滅し、ここと富山地鉄が最後の牙城。

大分交通の方にも西工架装車はいる。西鉄でもないのに一体どういう経緯で入れたのかがさっぱり分からない、エルガミオシャシーに西工を架装した車両。これも今のところ九州にしか存在しない。


大分から熊本へは、特急バス・やまびこ号を利用。大分側のごく一部のバイパスを除いて全く高速道路がなく、今も山道を越えないと辿り着けない。その割に車両は高速バスと同じ2+1配列のゆったり仕様、しかも専用車はレアないすゞLV771+西工S型。熊本に着いた時点で1日目終了。