名鉄東部交通


名鉄グループでありながら比較的マイナーな事業者。元々はタクシー会社だが、名鉄西尾営業所をまるまる譲渡されて路線バスに参入。このため路線も岡崎方面行き2路線を除き全て西尾市内。同じ名鉄傘下に名前がよく似た「名鉄バス東部」があり、こちらは隣の蒲郡市内がエリア。但し飛び地路線である吉良吉田〜碧南の路線では一部で並走しているものの、停留所や名前はバラバラ。



車両は全て名鉄バスから払い下げられたエアロミディ。カラーリングから社番までそのまま、ナンバーも三河ナンバー管内からの移籍は変えられずそのまま。前後に名鉄東部交通バスのマークが入り、サイドには緑のラインが付け足されているのが数少ない変更点。このライン、塗装ではなく単にテープを貼り付けただけ。


運賃箱・運賃表示器・車内アナウンスは名鉄バスでかつて使われていた型。名鉄バスではICカード導入前にいずれも更新されたが、IC非対応の名鉄東部交通では取り残され、本体では姿を消したこれらの機器が未だに現役。かつては名鉄名古屋市営との共通磁気カードも使えたが、IC導入の際に廃止され、代わりとなるICは更新費用が高いので導入せず、カードから昔ながらの紙回数券に逆戻りするという珍しい現象が起きた。カードリーダーは廃止後も撤去されることなく現在も付いたまま、それどころか投入口を紙で塞いだだけなので、扉が開くとちゃんと作動する。恐らくカードを入れると今でも使えると思われるが、カードはIC導入と同時に絶版になったので今更もう手に入らない。


回数券は車内販売だとよくある金額が最初から入っているタイプ、窓口販売だと金額の数字を判子で押す補充タイプ、それぞれ普通券と買物券(昼間割引)がある。いずれも名鉄東部交通のタクシーや、名鉄バス本体では使えない。両方とも扱っているのが本社だが、何故かバス路線からかなり離れた場所にある。

西尾駅からも遠く、位置的には隣の福地駅の方が近いが、それでもアクセスはかなり不便。バスの車庫なのにバスで行けないとはこれいかに。