関西の紙の回数券事情2021

関西の紙の回数券 - 都京市バス ~Hyper DQN Service~
滋賀県のバス回数券事情 - 都京市バス ~Hyper DQN Service~
これら過去の記事を統合し、どちらも数年経っていることから現在の状況に書き直し。

江若交通

昼間割引回数券は廃止になり、現在は普通回数券のみだが、これも19年10月にかなり整理されている。券種は50~260円の各種用意されているが、値段が1000円・2000円・3000円に統一されており、端数の穴埋めのために全券種とも低額の券が1枚付いてくる。整理の際に、高額券セットが廃止になり、内容変更により低額券が付かない組み合わせが無くなった。高島市コミュニティバスでは使えないのはそのまま。

近江鉄道湖国バス

ICOCA導入に伴い、3月いっぱいで販売終了。但しIC非導入である湖国バス米原・長浜エリアでは販売継続、回数券の利用自体は全線で継続。相変わらず窓口の休みが多いので買いにくく、営業所以外で無休の直営窓口は立命館大学か長浜しかない。

帝産湖南交通

据え置き。以前は無かった券種の詳細が公式ページにあり、普通券は90円~480円まで10円ごと、500円~1000円まで10~30円ごと+1050円と非常に券種が多い。江若交通同様、販売価格は1000円ごとなので、230円・690円・920円を除き端数の低額券が1枚付いてくる。
昼間回数券もあり、恐らく他にはないであろう5円ごとの券面。基準運賃の半額という設定で、通常は2枚使う。割引率は25%前後で、こちらは端数の券は付かない。「当社指定の便に適用」とあり、どの路線でも使えるわけではない模様。
但し現行路線は殆どが片道500円以下で、それ以上は信楽関連。1000円以上は恐らく石山~信楽の運賃だが、既に直通便は無く、代替の田上車庫での乗り継ぎ運賃は今も適用されているかは分からない。

滋賀バス

据え置き。

京都市バス+市内各事業者

共通回数券は据え置きのままだが、昼間回数券は10月を目途に廃止される予定。

京都バス

据え置きで、京都産大関係の券もそのまま。しかし相次ぐ均一運賃区間の拡大で、距離制運賃区間は八瀬大原・市原静原以外では、便数が少ない鞍馬・冬季運休の比叡山・年に1便限定の高雄くらいしかなく、用途がかなり狭くなった。

高槻市バス

18年9月で発売終了、19年9月で利用終了。その前に磁気カードも終了しており、独自ICカード・Tsukikaに置き換えられた。

大阪シティバス

民営化後も紙回数券はそのまま。しかし乗り継ぎ割引は受けられないので、昼間割引でもない限りメリットは薄く、磁気の共通回数カードの方がまし。

南海バス

セット券が1種類のみ残っていたが、これも16年に販売終了。しかし近鉄バスと共同の北野田~多治井限定で使える回数券がまだある模様。

阪神バス尼崎市内線

尼崎市バス。磁気カードは阪神バスへの移管の際に引き継がれたが、回数券は引き継がれないまま販売終了。阪急バスと阪神バス一般路線との共通回数券も同時に終了。

伊丹市バス

据え置き。PiTaPa・独自ICカードのitappyともに割引サービスが導入されているにも関わらず、紙の回数券が今も残る。

奈良交通

こちらも据え置き。しかし奈良交通は磁気カード・ICカードとも関西ではかなり導入が早い方だったため、紙の回数券は非常に地味な存在。