ORAS・その14

ルネシティジムに向かう。これまで各水道で散々水タイプ相手に戦ってきたが、追い打ちをかけるようにこのジムもまた水タイプなので、ロゼリアとサンダースのレベルアップが止まらない。このジムは途中凍った床に全て罅を入れなければならないという、一種のパズルゲームを三回もやらないといけない。一度踏んだ床をもう一度踏むと下に落ちてやり直し、しかもトレーナー(何故か全員女)を片付けていなければ対戦しないと脱出出来ないという面倒臭さ。ただ三種ともコツをつかむと意外と簡単。最後はリーダーミクリ、ジムリーダー戦としてもこれが最後なので、ブリーダーを除くとこれまでで最多の5体持ち。その上切り札のミロカロスは元々からかなりタフなので中々難しい相手だが、弱点さえ突けば何ともなかった。クリアするといつも貰える技マシンに代わり、ここで最後の秘伝マシン「たきのぼり」登場、無論同時にフィールドでの使用も解禁される。


これは毎回だが、秘伝技は水タイプだけ無駄に3つもあるので、特に手持ちの水タイプが1体だけでしかも主力だと技スペースをかなり圧迫する。特に「たきのぼり」「ダイビング」は実戦に於いても「なみのり」の方が高威力且つ全体攻撃なので使い勝手が良い(特攻型なら尚更)、かといって分散しようにも「たきのぼり」「ダイビング」は水タイプ以外は殆ど覚える種類がいないため、主力に既に水タイプがいる場合水タイプがもう1体必要になりかなり無駄。尚、「たきのぼり」を覚える非水タイプは、カイリュー系列・ルギア・ルリリラティアスラティオスレックウザアルセウスドラミドロ、「ダイビング」もほぼ似ておりカイリュー系列がカイリューだけになり、ルリリの代わりにミュウツーが入ること以外は「たきのぼり」と同じ(いずれも全ての技を覚えるミュウとドーブルを除く)。何故か殆どが伝説となっている。秘伝要員としてレベルを上げたドーブルに任せるのが一番良いのかもしれない。



ストーリー上では「たきのぼり」を覚えさせ、128番水道奥の滝を登ってサイユウシティに入る。シティといっても施設はポケセン1棟だけであとは何も無い寂しい場所で、ほぼチャンピオンロード入口としか機能していない。オリジナル版と違い、この辺りでオダマキ博士から全国図鑑にアップデート出来るため、チャンピオンロード以降はオリジナル版にはまだこの世にいなかった第4世代以降の種類が野生・トレーナー問わず出現、チャンピオンロード以前も隠れている種類から第4世代以降が出てくる可能性が現れる。すらすらとバトルを進めていくにはそれぞれについて誰が何タイプかという広い知識が必要。



ここで準備として、ロゼリアを遂に進化させることにした。入手が懸念されていた「ひかりのいし」はどこかで既に1つだけ手に入れていたが、恐らく秘密基地の「いしザクザク」。ここでロズレイドに進化させる理由は、特性を活用することと、それに伴う技の再構成。威力60以下の技が全て威力5割増しになる隠れ特性「テクニシャン」を持っており、これ狙いでわざわざ通常特性を無視したくらい。早速現在の草技であるエナジーボールからマジカルリーフに交換、これで威力はそのままに追加効果が「たまに特防を下げる」から必中に変わるので結構強力になる。但し特攻が高めのロズレイドがこの特性を生かせる技といえば、マジカルリーフ以外にはメガドレインとウェザーボール・りんしょう・いびき程度しかなく、しかも半分以上は発動に条件があるため、実質マジカルリーフかメガドレイン用。でも「しぜんかいふく」に比べたらましか。