京阪三条に到着後、折り返しの定期観光バスとして発車を待つ。
毎年11月限定、三条京阪発着の定期観光バス「永源寺と湖東三山めぐり」の出庫系統として名神高速経由で運用されている路線。実は路線自体は名神の開通当初から存在し、当時は季節運行でもなく八日市行きの運用もあったが、いつしか毎年11月しか運行しなくなった。以前は蒲生や瀬田など、名神ハイウェイバス急行便廃止以降はこの路線しか使っていなかった名神高速上のバス停でも停車していたが、これも廃止された。
定期観光の送り運用ということで当然ガイドも同乗し、運賃収受などもガイドが行うという、昔のツーマンバスのような形態。貸切車を使うため車内放送や運賃箱などもない。尚、「三条京阪」ではなく「京阪三条」と名乗っているのは開業当初からの仕様。
JRの通らない八日市から京都へ直接行ける交通機関といえば名神ハイウェイバスがあるが、こちらは八日市駅発が朝7時と、名神ハイウェイバスに比べて1時間以上早い。しかし年にひと月しか運行しないというマイナーさからか利用者はほとんどいない。逆に定観バスとしては中々な客入りで、自社の案内所すらない京都ではHPとバス停以外ではほとんどPRしていないにも関わらず、この時は定員の8割ほどの乗車があった。
- 時刻・停留所
- 毎年11月〜12月第1週末までの毎日、片道1便のみ運行。赤字が近江鉄道ではこの路線しか通らない免許維持区間。一般道区間は各停留所に停車し、名神高速区間ではノンストップ。八日市→三条までの運賃は1200円。
八日市駅 | →(国道421号)→ | 名神八日市 | →(名神高速)→ | 四ノ宮 | →(三条通り)→ | 京阪三条 |
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