滋賀県のバス回数券事情

滋賀県の一般路線バスでの回数券の種類・発売について。

共通乗車制度
一部区間では他社発行の回数券が共通利用可能。

近江鉄道発行の回数券と湖国バス発行の回数券は相互に利用可能。
堅田駅守山駅(エコバス)では江若交通・近江鉄道の回数券ともに利用可能。
大津市街地エリアでは次の路線で江若交通・近江鉄道・帝産湖南交通の回数券が相互利用可能(紙回数券を廃止した京阪バス含む)。

大津京駅浜大津大津駅
浜大津大津駅〜(湖岸・国道)〜石山駅
大津駅プリンスホテル
石山駅〜唐橋前
京阪バス

既に廃止済みで、紙回数券は共通利用区間で他社分が使えるのみ。長らく磁気カードすら導入されていなかったが、現在は大阪・京都地区と同様にICカードも利用可能。

江若交通

ICカードを導入済みだが、堅田営業所管内のみで安曇川支所管内では使えないので、今も紙の回数券を発売。
普通回数券の券種は80・100・150〜300・390・400・420・440・500・550・600円と各種あるが、値段は1000・2000・3000・5000円の4通りだけなので、券種によってセット枚数が異なる。80円券の場合、14枚と30円券1枚のセットで1000円。殆どの券種は低額且つ半端な額の券が1枚付いてくるが、100円券(23枚2000円)と230円券(10枚2000円)のみ付いていない。
昼間回数券は平日10〜16時と土日祝終日利用可。セット券が2種類(10円券・50円券セット1000円、10円・50円・100円券セット2000円)あるが、増税の際に一度割引率が大きく下げられた。しかもICOCAポイントサービス開始に伴い廃止が決まっており、今年9月で発売終了・1年後に利用終了。
発売所は主に堅田駅ファミリーマート。同じビルにある本社でも取り扱うが平日のみ。営業所でも取り扱うが、堅田安曇川とも駅から離れている。大津市街地では浜大津の案内所となり、こちらは日祝休み。高島市内では安曇川駅近江高島駅の観光案内所にもあるが、午前中のみの営業。
高島市の大部分で運行しているコミュニティバス(安曇川支所担当)は専用の回数券があるため、江若バスの普通・昼間回数券は利用不可。

近江鉄道湖国バス

ICカード立命館大学パナソニック工場周辺でしか使えないので、大部分は回数券が現役。両社とも券の内容は同じ。
普通回数券は江若交通と同様、値段を揃えるため枚数が券種により異なり、穴埋めに安い券種が1枚付いてくるタイプ。設定は60〜480円券で値段は1000〜5000円まで1000円単位。安い券種が付いてこないのは230円券(15枚3000円)のみ。
昼間回数券は「あおぞら回数券」の名前で発売。若干券種が絞られ90〜360・400・500円券で、安い券種はどれも付かない。割引率が25〜28%と結構高めで、100円券だと14枚で1000円。但し利用は土日であっても10時〜16時の降車時のみ。
窓口は各地に案内所があるものの、殆どが平日のみの営業。特に日祝は立命館大学内・八日市営業所・木之本・マキノ・近江今津しかやっていない。だがどうやらコンビニでも扱っている箇所があるようで、少なくとも大津駅西側と南草津駅セブンイレブンにはある模様。
高島市内でも売っている通り、高島市コミュニティバス扱いになっている今津・マキノエリアでも利用可能。

帝産湖南交通

公式サイトに載っていないので詳細不明だが、形態は上記2社と同じ。昼間回数券は5円単位という他では見られない券種になっており、どうやら子供運賃の場合はそのまま使えて大人は2枚使う模様。
こちらも石山・南草津草津の各駅のコンビニで取扱い。逆に営業所は平日のみだったり定期券更新時期となる月の境目だけ開く。

滋賀バス

3000円のセット券(10円・50円・100円)1種類のみ。一般路線である草津〜伊勢落と野洲菩提寺のみ有効で、湖南地域のコミュニティバスでは使えない。取扱いは野洲駅前窓口の他車内販売もあり。