撮影写真より


あおい交通運行・小牧市のこまき巡回バスのハイエース。キャラバンと並行使用していたが、キャラバンが2ナンバーのバスなのに対し、ハイエースは3ナンバーのワゴン。だからなのか、キャラバンにはあるバックドアの乗降中表示が無い。4型の福祉タクシー仕様。
系統番号が50以上の支線系統で使われていたが、12月に大幅な改正が実施され、コミュニティバスの名前自体もこまき巡回バスからこまくるに改名。これと同時に、支線系統の車両は全てポンチョのショートに置き換えられた。幹線系統含めほぼ全車がポンチョで統一されたことになる。キャラバン・ハイエースでは積み残しが出るのと、同一仕様の車椅子対応グレードが既に生産していないのが理由。ポンチョだとショートでも定員29人で、キャラバン・ハイエースのほぼ3倍。車椅子積載時も、バックドアを開けて動きの遅いリフトを操作して…と面倒なのが、シートを畳んでスロープを広げて置くだけ。
車椅子対応グレードであるキャラバンのチェアキャブ・ハイエースのウェルキャブ共々、改良により現在はバンベースの標準幅しかなく、客席定員は最大でも6~7人だけ。どちらも福祉施設用途がメインなので、助手席を使わないコミュニティバス用途になると定員が削られる。
役目を終えたハイエースはキャラバン共々全車売却。年式も浅く、既に生産していない貴重な仕様であるため、どこかで重宝されるはず。