撮影写真より


犬山市コミュニティバス犬山市内の路線バスは、愛知県なのに岐阜バスが担当し、これも明治村行きとモンキーパーク・リトルワールド直行バスの実質2路線しかない。岐阜バスが通らない地域をコミュニティバスが補完。市主導ではあるが、一部路線は隣の大口町小牧市に乗り入れ、それぞれのコミュニティバスに乗り継ぎ可能。
拠点になるのは犬山駅ではなく、犬山駅羽黒駅の間にある犬山中央病院。尤も、コミュニティバスのターミナルが駅ではなく市役所や病院になっているのはよくある例。電車に乗って遠出なんかせず、役所や通院に使う年寄りが多いニーズに応えたもの。犬山駅には一部寄らない路線もあり、実質的に観光客向け路線である岐阜バスとの棲み分けが図られている。
土日は全路線運休だが、祝日は全面運休ではなく、土日に被らない月~金の場合は運行するという変わったパターン。担当は岐阜バスではなく、尾張北部のコミュニティバスを多く手掛けるあおい交通で、運行後や土日は本社がある小牧の車庫に留置。運賃は前払いで、同じあおい交通が運行する小牧市のこまき巡回バスと同じく『1日』200円。払うと自動的に一日乗車券がもらえる便利なシステム。
車両はこのポンチョ1ドア仕様がメインだが、一部路線はキャラバンも使う。キャラバン(=ハイエース)のコミュニティバスでは珍しい車内アナウンス付き。