SV・その16

最後のジムとスター団を片付ける。先ずはフリッジジム。ジムでは当然受付よりも先にネモが待ち構えるが、今回は単なる応援のみ。

このジムは『1年半前』にリーダーが交代したという話。現リーダーのライムは前リーダーのタイムの妹。1年半前とはスター団のエピソードで頻発したキーワード。これが意味するものとは?



ジムテストは今作初のダブルバトル。レベル差もあることから特に何も無し、しかも3戦あるうち毎回回復してくれる。



観客席には墓石がある。話しかけると地中から「ハカドッグ」が現れるが、しばらくすると再び土に還る。



リーダーのラッパー・ライム戦もダブルバトル。しかも敵対すると非常に厄介なミミッキュもいる。2体目で出てくるため、そこからは1人だけが攻撃して対処。



フリッジタウンのすぐ北にあるスター団フェアリー組。ここは正直あまり大したこともなかったが、いじめ問題を隠蔽していたアカデミー旧教師陣とは、同じくいじめを隠蔽する現代日本の教育現場に対する痛烈な風刺。

曲者「バウッツェル」。プレッツェルと何故か犬を混ぜるという奇抜な発想。分類”いぬポケモン”は、数が増えすぎた近年では非常に珍しいシンプルな分類。進化前の「パピモッチ」はガーディと丸被りの”こいぬポケモン”。プレッツェルの固さを体現したのか防御が非常に高い。炎技を吸収して無効化する上に防御が更に2も上がる固有新特性『こんがりボディ』を持つ。



2つともレジェンドルート同様、バッジを集めきっただけでは終わらず、最終決戦で決する必要がある。今度はスター団を先に終わらせる。夜にグラウンドに来いと言われたのに、アカデミーに近づくとサポートキャラだった「ネルケ」こと校長が正体を表し、不意打ちで襲い掛かる。

またしてもレベル60台の6体持ちだが、ペパー戦と違いこちらもだいぶ強くなっている。最後の手持ちが、これまで殆どストーリーで生かされなかった余りの御三家だったのも印象深い。


校長は前座であり、グラウンドに行くとマジボスとの対決。夜に来いと言われたのに、グラウンドに入ったところで自動的に夜になる。

マジボス・ボタンことカシオペアは、リュックが伏線だったかオールブイズ。全員「つぶらなひとみ」で先制で攻撃力を下げてくる戦法で、物理派には面倒な展開。再びネルケとして現れた校長は、カシオペアに言われた通りちゃんとムービーを撮っている。
これでスター団は消滅…ではなく、その能力に目をつけた校長にバトル教育機関の運営を任されることに。色々あったけどやっぱり最後はハッピーエンド。引きこもりであったボタンはLPをハッキングで入手するほどの技術力の高さを買われて仲間になる。現実でも、引きこもりを雇ってみるとある分野で高い能力を持っていた、という例が時々ある。最後のこれは世間もそうなってほしいという希望だろうか。発案したボタンが自らダサいと語った『お疲れ様でスター』の挨拶も、劇中から飛び出して、今やSNSなどでのファンの挨拶として定着。



尚、カシオペア戦の前に校長の部屋に行くと、既に自ら明かしたにも関わらず自身がネルケであるか問われるとはぐらかす。先生の親密度の進行具合とシナリオの進行具合のフラグが個別であるため、このような矛盾が発生する。これも不具合。


本来はこのあとリーグに向かうつもりだったが、バトルが多すぎてあまりに長引いたので途中で中断。