SV・その7

発売3日の売上が国内400万本・全世界1000万本。初週合計の剣盾600万本・アルセウス650万本を更に3割増しという衝撃のロケットスタート。2本持ちユーザーも多いが、それでも国内だけでも3日で300万人前後は買ったと思われる。家庭用ゲームの凋落が激しいソシャゲ全盛期でもなお強さを見せつける。


ドオーとオラチフの確保に乗り出す。それぞれの特性は、ドオーは直接攻撃した際に毒を移す「どくのトゲ」、水技が一切効かなくなる「ちょすい」。オラチフは野生戦で確実に逃げられる「にげあし」、攻撃を冒頭で下げる「いかく」。両種とも特性の使い勝手に大きな差がある。当然ながらここは貯水・威嚇一本狙い。野生で狙うならラルトスサーナイトの「トレース」が大いに役立つ。
性格は、オラチフは例によって「いじっぱり」だが、ドオーはどうせ素早さが非常に遅いため、素早さを犠牲にして攻撃を上げる「ゆうかん」に設定し、おまじない程度に「せんせいのツメ」を持たせる。野生戦で逃げられる確率は素早さに依存するため、ドオーはほぼ確実に一発では逃げられない。不必要に先頭に置かないことが求められる。



十分にレベルが上がったので、初スター団に突撃。手持ちのうち3体を使い、レッツゴーを駆使して制限時間内に敵を倒す。これまでの悪役アジトといえば、ワープゾーンなどで入り組んだマップに、同じような手持ちばかりの下っ端が大量に待ち構える、中々面倒くさいイメージだった。レッツゴーでなぎ倒す様はポケモンナンバリングでは珍しい爽快感で、攻略自体もかつてに比べると随分楽になったといえる。
クリアすることでリーダーが現れる。このアジトは炎タイプだが、冒頭のコータスでひでり状態となり、水タイプにとっては苦しい展開になったが、レベル差でねじ伏せた。



次の最寄りジムはハッコウ。ジムに入って早々、いきなりネモから電話が入り、颯爽と登場。決闘場を勝手に拝借しての不意打ち。戦闘前も戦闘後も、口を開けばひたすらバトルのことしか言わないため、段々白けてきた。


ジムリーダーはYoutuberのナンジャモ。その奇抜なデザインと多彩な属性から、発売前からSVキャラでは断トツの人気ぶり。自身の動画として、ポケモン公式チャンネルに「ドンナモンジャTV」が上がっている。語りがゲーム中とほぼ同じなので、予習で見てもいい。SVではピカチュウイーブイの声が電子音に戻されたため、近年の大作RPGでは珍しく声優が一人も起用されていないが、ナンジャモに関してはまだアニメがないSVキャラの中でも貴重なCVが既に存在する。



ジムテストは、ドンナモンジャTVに出演しているという体での、カメオ出演の校長を探すかくれんぼ。放置していると勝手に映像が寄っていくので正直相当簡単。



が、一度でも外すとナンジャモファンの男と対戦。戦闘民族ならわざと外すのが通。この画角はVtuberの配信そのもの。


クリアすると本戦。いよいよドオー実戦投入。

ドンナモンジャTVで言及していた「ハラバリー」。電気技に加え「みずでっぽう」もドオーにはシャットアウト。一見余裕に見えたが、手持ち4体中2体が飛行・浮遊で地面無効だったため、早くも地面対策がされたようにも見えた。今のところBDSPほどの露骨な弱点対策ではないが…。



『スクショタイム』。作中でも作外でも大人気な彼女もまた、イベントを終えると劇中から姿を消す。剣盾でのガラルスタートーナメントような、追加DLCでの新たな活躍に期待したい。ここまで人気になった以上、ここで終わらせてしまうのはあまりに勿体ない。



一方、こちらは各所にある謎の物体。サーベルのように見えたが、実際は杭。各エリアの杭を全て抜くことで、封印されし古代の伝説が復活する仕組み。…なのだが、アカデミーでの歴史の授業を受けきらないまま抜いてしまうと、封印を解いてももぬけの殻になっている致命的なバグがある。既に2~3本抜いてしまったため、自分も引っかかった可能性がある。救済があるともいまいち考えにくい。尚、授業のコマ数はジムクリアに応じて増えていくため、クリアするたびに一度アカデミーに戻った方がいい。