ウルトラサンムーン・その9

ほぼ半月棒に振ったので、既に発売から1ヶ月経ったのにまだやっと半分を超えたところ。元々遅かったサンムーン当時ですら、とっくに殿堂入りしている。



USUM最初の更新データ配信。これを適合しておかないとネットに繋がらない・適合するとそれまでのバトルビデオが全て消えるのは前作同様。内容には最初にニャビーを選んだ直後にフリーズする現象の修正も含まれており、自分は厳選のために何度もリセットしたにも関わらず、幸いにもフリーズは発生しなかった。
同じタイミングでガオガエン努力値調整。伸ばす予定の攻撃・素早さは下げなかったが、それならそれで今度は現在の細かい数値が分からない。はっきり分かるのは252の場合のみで、あとはチャートの目測から推測するしかない。半分くらいなのでとりあえず中間辺りの回数でリゾートに放り込んだ。勿論鍛錬中はストーリー進行は停止。



エーテルハウスに戻り、リーリエがいなくなったことで叫喚するグラジオと対戦。サンムーンの頃は意味がさっぱり分からなかったが、兄妹同士と知った今ならよく分かる。手持ちのニューラがゾロアークに変更されているため、「イリュージョン」効果でヌルと実質2回顔を合わせることになる。
あとはしまキング・クチナシおじさんと戦うだけ。タイプは悪だが、前作では相手先発が格闘タイプが効かないヤミラミだったので、こちら側はミミッキュに設定。これは問題無かったが、その後のワルビルペルシアンを一撃で落とせず、隙を突かれて「いかり」の混乱・「あくのはどう」のひるみで微妙に危なくなる。



勝ったら即エーテルパラダイスに強制移動。財団職員は今回もタイプ縛り無し、そこに3連戦やダブルバトル連発で、いかにこちらが手持ちを使いこなせるかが求められる。スカル団を蹴散らしてさっさと屋敷に…といきたいが、今作は部屋に入る前に調査隊が待ち伏せ。相手の手持ちは引き続き「ベベノム」1体だけだが、直前のグズマ戦で体力を消耗した状態で突撃するとやや危うい。
屋敷奥で待ち構えるのは勿論ルザミーネ代表。今回はウルトラホール開放の理由が、サンムーンでの"ビーストの召喚"から"ネクロズマを倒す"に変更されており、これによりムービーシーンも大幅に内容が変わっている。ムービーでチラ見せしていたウツロイド以外のビーストも出なくなった。
前半最大の山場である代表戦。ここでしか聴けないオリジナルBGMと共にムードは最高潮…なのだが、前作はゴースト相手に何も出来ないキテルグマという大きな穴があった。USUMでは手持ちこそ同じだが、さすがにキテルグマもてこ入れが図られ、新たに「しねんのずつき」を覚え、ささやかながらゴーストに対抗出来るようになった。
戦闘後、今回もこのタイミングでリーリエの姿が変わる。同時に、ポニーテール版リーリエのイメージソング『がんばリーリエ!』が早くもここで流れる。サンムーンでの初出は大渓谷の吊り橋だったが、このシーンでも十分似合う。これ以降、リーリエのがんばりがフィーチャーされる場面で度々この曲がかかるようになる。
同時にエーテルパラダイスも元に戻るが、サンムーンと同じく最初にパラダイスに来た時の状態に戻るのみで、ヌシールも一枚も無い。



海の民の村は、レア釣りスポットは健在だが一部の船のデザインが変更されている。ここだけ空き地は何も建てられず空き地のままで、立っているベテラントレーナーのおばさんは前作同様グランブルと交換を持ちかけてくるが、差し出してくるのはカラナクシ。色こそ野生で出ない方だが、進化形のトリトドンがすぐ隣の原野で出てくることや、前作がアマージョに即進化が可能だったアママイコと考えるとだいぶグレードが落ちている。食堂の前では、サンムーンではほぼチョイ役で終わったマツリカが早くも登場しアピールしてくる。
隣の原野は、ビーチがやはりマンタインサーフのポイントとなっていた。そのすぐ北には、カラテ王×ダンサーの異色トレーナーユニット「カポエラカップル」がいる。しかし手持ちはカポエラとあまり関係無いコジョフー2体。



古道で「カイリキープッシュ」習得。テンカラットヒルの岩が撤去されたので、現段階で遺跡以外での使い道は、ディグダトンネル内・シェードジャングル内と、新規でメレメレビーチの隅にある「浜辺の洞穴」。洞穴はあまり広くないが、様々なライドギアを駆使しないと進めない。プッシュの岩を落とした先には、電気タイプ必須の「10まんボルト」の技マシンが。有用な技なので、シリーズを追うごとにどんどん入手が後回しになっていき、サンムーンではとうとう殿堂入り後まで先延ばしにされたが、これはさすがにやりすぎたのか再びクリア前に手に入れられるようになり、これでだいぶ是正された。その代わりこの洞穴の存在は作中完全ノーヒントで、地図で名前が出るのみ。