ウルトラサンムーン・その3

ニャビーニャヒートに進化。この直前にはUSUMから新たに「にどげり」を覚えるようになっており、これでノーマル相手にも多少ながら強みを持つ。早速直後にある最初の試練では有効に働いた。ここはクリア後に調査隊の2人が現れるシーン以外はサンムーンと全く同じ流れ。レベル11〜12のデカグースなんて本来は改造でもしない限り不可能なのだが、前作では初見且つかなり苦戦したので、そんなところを見る余裕は無かった。



次はメレメレの花園。自動的にロトポンの「けいけんポン」が発動し取得経験値がアップ。が、パーティの命令レベル制限が迫っている身には割とありがた迷惑。"ほしぐもちゃん"を追って洞穴に入るとまたまた調査隊が登場し、ここで初めて対戦することになる。しかも手持ちはウルトラボール入りだが、これ自体は大したことはない。花園を出たところで不意打ちしてくるハウの方がよっぽど強い。
先発の御三家は戦闘前からハウの後ろに付いてきており、ボールから出ることなくそのまま戦闘に参加する特殊演出がなされている。サンムーンでは2回目と同じ手持ちだったが、USUMでは新たにアローラ図鑑に加わったオンバットが入る3体パーティに。ここまでトレーナー戦は殆ど1体持ちだったので、ここからようやく敵によって手持ちを入れ替える必要が出てきて「らしく」なってくる。
3番道路をクリアした時点でパーティ5体のレベルは18。かなりギリギリなので、早急に大試練を行う必要がある。



サンムーンでは格闘弱点ばかり連れていたので大苦戦したメレメレ大試練。これも新たにワンリキーが加わった3体パーティで挑んでくる。前回の反省を活かし、こちらから差し向けるのは格闘の弱点が突けるミミッキュ。ゴースト持ちなので格闘技・ノーマル技は何も効かないし、そもそも一発目のみ特性「ばけのかわ」でタイプ関係無く効かない。格闘タイプにとってはまさに天敵。ワンリキーはゴースト相手に攻撃出来ないからか、控えがいるとすぐ交代し、控えがいなくなると何も出来なくなりただひたすら効かない攻撃を繰り返すのみ。全く同じ思考パターンだったルザミーネ戦1回目でのキテルグマを思い出した。クリアで「ライドギア」・ショッピングモール・アローラフォトクラブが解禁。



ライドギアでケンタロスに乗れると行けるテンカラットヒルでは、唐突に「ヒコウZ」が手に入る。サンムーンでは途中にカイリキープッシュが必要な岩があったので、かなり後半にならないと入手出来なかったが、USUMでは岩ごと撤去され、超序盤から手に入るようになった。手に入れると四天王カヒリが現れポーズを伝授してくれるが、名乗らずさっさと消えていくので、この段階ではまだ"謎の人物"扱い。
ショッピングモールの高級ブティックは大体サンムーンと同じ…と見せかけて、この先に登場するラランテスのコーディネートアイテムが新たに入荷。しかし一つ50〜70万というぶっ飛び価格で、コーディネートを揃えるなら240万円かかる。確かにサンムーンは「ハッピータイム」などを駆使して稼ぎまくると金が相当余り気味になるとはいえこれは…。
大試練をクリアすると行ける場所が増えるだけでなく、トレーナーズスクールではホラー調の学校七不思議、2番道路ではニャースを見失って絶叫するおっさん、メレメレ湾の瓶入り手紙など、サンムーンには無かった豊富なサブイベントも解禁。既にサンムーンをクリア済みで大体のストーリーを知っていても楽しめる工夫がなされている。



アローラフォトクラブも解禁。主人公と手持ちのポケモン一体かポケモン単独の写真が撮れる。配置やアングルも自由で、ズームでかなり引いたり寄ったり出来る。主人公は持っていれば衣装チェンジやZポーズ(静止対応)を用いて撮影可能、ポケモン側はバトル・リフレのアクションで撮影可能。背景はこれまで行った場所に因むものがストーリー進行と共にどんどん追加される。撮影は自動的に6枚連写なので、静止不可能となっているポケモン側の動きも捉えやすい。
撮った写真は3DSのSDカードに保存されるので自由にアップも出来る。何よりここからスタンプで自由に編集・加工出来るのが面白い。でかい文字からワンポイントまで多彩なスタンプもストーリー進行で追加されていくので、可能性は無限大。恐らくこの先フォトコンテスト的なイベントも行われるだろう。
ゲーム進行には全く関係無く、撮っても何も貰えないが、その自由さと手軽さでハマるプレーヤーが続出。ポケモンは勿論、主人公自身を写せる機能はXYではあったものの、サンムーンでは存在しなかったので、コーディネートのお披露目目的でも重宝されそう。



寄り道はこれくらいにしてマンタインサーフに向かう。入口にあのナリヤ・オーキドが立っており、ヌシール20枚でデカグースが仲間になると言い残しアーカラ島に向かっていった。サンムーンではマリエシティの図書館が初登場だったため、こちらも大幅にタイミングが早くなった。サーフのポイントランキングの3位にいるので、実際にサーフして渡った模様。
サーフ中は常にスティックで操作。スティック一つで加速から回転まで行うので手軽にBPが稼げるが、慣れるまではかなり難しい。次のアーカラ島までは当初は博士のヨットの予定だったが、ハウの発案でマンタインでの移動となったため、サンムーンにあったヨットに乗るムービーシーンは全面削除されてしまった。設定上は博士とリーリエのみヨットで渡航