撮影写真より


京都市バスの今は亡きキュービックCNGの車内。年式的にこれより前の車両もまだまだ生き残っているが、ボンベの耐用年数が迫っていたためCNGツーステップバスは一足先に全車廃車された。
車内は最近の市バスでは異例の2人掛けシートがずらりと並ぶ。キュービックCNGは観光路線の100系統などに使われ、座席定員の多いこの車にぴったりだったが、過疎路線に投入されていたエアロスターCNGも同様の内装で、これは座席を増やし車内の空きスペースを減らすことで立ち席と車両定員を削り、床下にあるボンベへの影響を抑えるためだったと言われている。
CNG車は耐用期限の15年を超えると使用出来なくなるため中古バスは殆ど市場に流れず、元から採用事業者が少なかったキュービックCNGツーステップは京都市バスでの全車廃車により、現役の個体は名古屋の市バスに1〜2台残るのみ。