市バス新車


新型エルガの最終分と同時に、もう1種類の車種であるエアロスターも稼働開始。市バスの新車は長らく西工かいすゞ・日野ばかりになっており、ふそう純正のエアロスターの導入はCNG以来9年ぶり、ディーゼルの純正となると、市バス初のノンステップバスにして昨年廃車された6419・6420以来20年ぶり。顔が変わった現行エアロスターは勿論市バス初登場。
今回は短尺での導入、ボディ色かバンパー色か配色が分かれるヘッドライト周りはバンパー色を選択。ナンバー3216〜3219の4台のみと、39台が一気に導入された新型エルガに比べるとかなりの小所帯。全車烏丸営業所に配備され、一貫してワンステップ車を導入し続けた烏丸としてもノンステップは10年ぶり。
車内は新標準仕様に準拠しており、シートの形が従来通りなのと先頭の席が両側ともあること以外は新型エルガとほぼ同じ。スロープが反転式と折りたたみ式の両方を装備することや、優先席が前向きになったことも同じ。混雑路線である101・206系統にとっては初のラッシュ型シート配列のノンステップバスであり、その輸送力が試される。
尚、納車前には前方向幕横にベビーカーマークが貼ってあったのだが、納車後は何故か剥がされてしまっている。


これを以て今年度の車両入れ替えが完了。市バスの総台数は遂に800台を突破、一般路線バスの台数としては関西では阪急バスに次いで2位。引き替えにかなりの車両が廃車、HIMRや元定期観光車もいなくなり、これでハートマークや白青カラーが消滅。ツーステップ自体が残りは10台程度で、いよいよツーステップ全滅まであと1年限りとなった。