市バス廃車


再びこんなタイトルで書いてみた。
人知れずこのシーズンを以て廃車になった車両が、市バス初のCNGノンステップバスだった・210と・211。4年ぶりに登場した富士重工の車両でもあったため市バスの中でもかなり特殊な存在だった。最初から最後まで81・特81系統にほぼ専属となっていたが、まれに他の系統に使われたこともある他、写真のような教習車として使われたこともあった。翌年にも全く同じ車両を導入、これらとはナンバーの他後部の「NISSAN DIESEL」ロゴで見分けられたが、ロゴは後年剥がされてしまった。末期は調子が悪く殆ど動いておらず、ガスボンベの耐用期限が切れる1年前というタイミングで廃車。結果的に市バスで初めて廃車になったKL-代になってしまった。
市バスに残る富士重工の車両は残り4台。CNGの3台はやはり81・特81系統にほぼ専属だが、新車も入ったこともあり最近は3台とも車庫にいることがある。ボンベの耐用期限から来年にも廃車になることはほぼ確実、・210や・211のように動かなくなる可能性もあるため、撮ったり乗ったりするのは今がほぼラストチャンス。残りの1台、唯一のディーゼル仕様である・344は、大体は101系統での出現率が比較的高いが時に206系統で現れることも。市バスで1台限りしかいない虎の子車両でもあることから、その筋ではかなり有名な車両でもある。多くのマニアにカメラを向けられたため、検索すると大量に画像が引っかかる。