第13回スルッとKANSAIバスまつり

今回はとりあえずいつもの出展車両リストから。パンフレットの車両配置図の掲載順に並べた。
表中の●は24年度以降に製造された新車、赤文字は車内を公開しなかった車両。今年は運転席も開放する事業者が多かった一方、車内すら一切公開しなかった事業者も少なくなかった。又、後述の流入車規制の影響で古い車両は乗り入れ出来ないこともあり、古めの車両が多かった昨年とは一転して新車が目立った。

大阪市交通局 62-1688(エアロスター) 今回のホスト事業者となった大阪市交、他の事業者とは離れた専用ブースで出展。廃止になった赤バスのバス停を大量に出品したほか、バスコレ効果もあり午前中は相当な人の入りだった。
  大阪市交通局 34-3367(ゼブラバス) バスまつりではインテックスのすぐ近くで開催した第7回以来の登場となった、保存車両「ゼブラバス」。既に製造から50年近く経っている。
尼崎市交通局 24-559(エルガ) 特にこれといった点もないごく普通の新車。
伊丹市交通局 4080(エルガ) これも普通の新車。尼崎市との違いはせいぜい座席の柄とカーテンの有無くらい。
大阪空港交通 3380(エアロエース) リムジンバス。運転席を開放していないのはせいぜいここくらいだった。
南海バス ・100(ブルーリボンII) 金剛コミュニティバス用。例によって豪華装備なのだが、南海バスの例年通り車内は一切非公開。
  阪急バス 706(いすゞLV+西工) 75周年記念の旧カラー車。近年バス界隈ではアニバーサリーイヤーに昔のカラーリングを纏ったバスを登場させるのが静かなブームになりつつある。
  阪神バス 474(ブルーリボンシティHV) 最新車ではなく何故か微妙に古い車両。今年はタイガース号ではなく普通の路線車だった。
  近鉄バス 8911(セレガ) 2年ぶりに復帰した近鉄バス。大阪〜四日市線用車両で、途中で経由する甲賀に因み公募で選ばれたラッピングが施されている車両。車内は午後から公開された。
  京都バス 118(エルガミオ) 今回地味に珍しかった中型車。
  神戸交通振興 644(シティーループ) 毎年シティーループを持ってくるが、今年も例によって昨年と違うナンバーの車両。ちなみに2年前にも登場した。
  神戸市交通局 ・444(ボンネットバス) 実に第2回以来皆勤のボンネットバスCNGは年式に関わらず流入車規制の許可が取れる模様。
  高槻市交通部 1520(JP) バスまつりではかなり珍しいモヤシを持ってきた高槻市営。UDの展示車両は年々僅かな数になっているが、今年も消防局を除くとこの1台きりだった。
水間鉄道 1439(ポンチョ) 昨年同様貝塚市は〜もに〜ばす用車両だが、こちらは増備分。
京都市交通局 2650(ブルーリボンシティHV) 阪神バスとは違いこちらは最新車両。LEDはほぼ終始切りっぱなしだった。
  京阪宇治バス 0340(エルガ) こちらも微妙に前の車両。何でも、新発売のスケールモデル実車ということ。
  京阪京都交通 K154(セレガR) 桂駅〜美山間の特急バス用。元は親会社の京阪バスでリムジンバスとして使われていた車両。
京阪バス H-3234(セレガ) 京都〜松井山手/交野・なんば「直Q京都」用。京阪電車で人気のトーマス電車にあやかった「トーマスバス」。
山陽バス 7237T(セレガ) 夜行バスの出展なら何度かあった山陽バスだが、今回は初めて緑の短距離高速用車両を持ってきた。
奈良交通 ・802(エルガ) こちらも旧カラー。阪急バスの車両が在来車の塗装変更であるのに対し、こちらは新車導入当初から旧カラー。今年は何故か車内非公開だった。バスコレの列については昼までにもう捌けた。
南海りんかんバス ・507(ブルーリボンII) 南海バスとは色違いの緑の帯。こちらも例年通り車内非公開。
  和歌山バス ・412(セレガ) ここ数年は高速バスばかり持ってくる和歌山バスは今年も短距離高速用。路線バスを出展していた頃は車内に入ることが出来たが、高速バス出展と同時に車内も非公開化。
  江若交通 ・380(エルガ) 他のエルガとは一線を画す、貸切用のトップドア・ツーステップ車。通常は乗れないため中々貴重な機会となった。
  しずてつジャストライン ・653(セレガ) いつもの夜行用。尚、今日の大阪発静岡行きは阪急バスの担当であり、この車は明日帰る模様。
  下津井電鉄 B023(エルガミオ) 岡山からは2年連続下電バス。以前も出展された「ジーンズバス」、展示車中最古参だがそれでも00年式。
神姫バス 10001(連接バス) 今回最大の注目株である、三田の連接バス。常に車内は人で溢れていた。
今回の会場はインテックス大阪。これまで物販に関しては既に屋内で行われていたが、今回は初めて車両展示も屋内で行われた。毎年バスまつりの日は残暑が厳しく、この日もやはり昼間はかなり暑いくらいだったのだが、屋内なので冷房も効きいつもは蒸し暑い展示車の車内もかなり涼しくなり快適に楽しめた。屋内につきシャッタースピードが調整できないカメラでも抑えられるので、いつもは切れるLED表示もくっきり。その代わりかなりぶれやすくなる。 今回は流入車規制というディーゼル車・トラック・バスの独自の乗り入れ規制がある大阪府内での開催ということで、例え1日だけでも事前に申請してステッカーを貼らないと乗り入れることが出来ない。普段大阪府内に乗り入れない事業者は、この日のためだけにわざわざ申請して車両の乗り入れ許可を取得している。写真の下電バスにも貼ってあるが、今後この車がまた大阪府内に来ることはあるのだろうか。 おなじみの撤収時の出待ちシーン。マニアに見送られてバス達が去って行く。 大半の車両は阪神高速を通っていく。何も知らない一般のドライバーは、普通の路線バスが高速を走っているのを見て驚くことだろう。