2年連続で台風で中止になった挙げ句、開催時期変更という大なたを振ったバスまつり。そもそも6月も梅雨時期なので相変わらず荒天のリスクがあり、実際前日は荒れたのだが、何とか無事に開催出来た。中止になった17回・18回はそのまま欠番となり、ナンバリングは進んで17回目の開催だが第19回となった。
前回に引き続き2台出展の事業者はなく、全社局1台ずつ。前回比で、水間鉄道・南海りんかんバスが不参加、神戸市交通局は三宮の死亡事故で自粛、神戸交通振興も神戸市の第三セクターなので道連れのような形で自粛。代わりに淡路交通と関西空港交通が初参加。純粋に減ってしまったが、会場の岡崎公園のキャパ的にギリギリだったので、神戸が参加していれば更に圧迫していた。3社持ち回りである岡山エリアからは、恒例の下電に代わって両備が参加したが、岡山ではなく大阪支社からの参加だったこともあり、毎回廃品を大量に持ってくる下電と違い、殆ど廃品は無かった。他社も例年に比べると廃品販売は少なめだった気がする。
車両リスト。先ずはここ数年の新車、或いは仕様変更を受けた車。
京都京阪バス | 9300(エルガ) | 宇治茶バス |
京阪バス | W-3008(レインボーII) | ステーションループバス専用 |
京都バス | 154(ブルーリボンハイブリッド) | |
京都市交通局 | 3683(エルガ) | 100系統専用 |
両備バス | 2020(エアロクィーン) | ドリームスリーパー |
高槻市交通部 | 007(エアロスター) | ノンステップ |
大阪空港交通 | 4615(セレガ) | |
伊丹市交通局 | 5277(エルガ) | 車内非公開 |
尼崎交通事業振興 | 210(エルガ) | |
阪神バス | 315(セレガ) | 空港リムジン |
奈良交通 | 1095(セレガ) | 夜行用 |
南海バス | 1606(ブルーリボンハイブリッド) | 堺シャトル |
大阪シティバス | 23-2363(エルガ) | 新カラー |
神姫バス | OP-5(オープントップ) | 定期観光用 |
西日本JRバス | 641-18939(ガーラ) | グランドリーム |
本四海峡バス | M1804(エアロエース) | |
関西空港交通 | 192(セレガ) | 空港リムジン |
三重交通 | 5360(ガーラ) | 短距離高速用 |
こちらはマニア好みの車。
江若交通 | 627(旧ブルーリボン) | ツーステップ/観光マスク |
淡路交通 | 575(エアロバス) | 中扉付 |
山陽バス | 1201(旧エルガ) | 高速対応 |
その他、もう少し前からある車種。
京阪京都交通 | N622(ブルーリボンII) | 鉄道博物館ラッピング |
阪急バス | 1311(エアロエース) | 旧カラー |
近鉄バス | 7902(エアロキング) | 定期観光用 |
和歌山バス | 364(エアロバス) | 短距離高速用・車内非公開 |
毎年同じ車両だった神戸が参加しなかったり、京都バスも久々に車両を変更したことで、恒例の車両が無く前回から一新し、唯一南海バスは前回と同じ型。さすがに3年も経てば最新車も変わる。
日本唯一・淡路交通の中扉エアロバス。早期に代替される同社の中でも圧倒的に古いが、半ば動態保存の記念碑的に土日1往復だけ残されている。中古車として全国に散らばったものの、中扉は売却先でもほぼ使われていない。
阪急バスブースにあった貼り紙。毎回形だけ参加社局に入っていた子会社・阪急田園バスは、6月いっぱいで阪急バスに吸収される。実は阪急バス本体よりも歴史が長かった。
いつもの撤収は、殺風景ないつもと違い平安神宮や鳥居がバックに入ることから、いつも以上に要所要所にマニアが殺到。