撮影写真より


東海バスの最近の運賃箱は臨港バスの中古。バス車体の中古はさもあれど、運賃箱は廃車になっても後継に使いまわすので、中々中古品は出てこない。臨港バスでは最近運賃箱の入れ替えが実施されたため、まとまった数が手に入った模様。ICカード用のアンテナや、今や懐かしい感もするバス共通カードの投入口跡がステッカーまでそのまま。無論東海バスICカード導入予定は全く無く、ハード面はこのように中古で揃えられても、そういうわけにはいかないソフト面の整備でかなりの費用がかかる。側面の運賃表示も均一運賃用なので、距離制の東海バスでは使わない装備。
尚、臨港バスからの中古バスそのものは存在しない。小田急グループである東海バスの現在の中古バスは、同じ小田急傘下の小田急バス・神奈中に限定されており、京急グループである臨港バスからは運賃箱だけの供給に留まる。

撮影写真より


富士急シティバスH7953号車。この1台のみ、他と違う特殊カラーリング。元は同じ富士急グループフジエクスプレス横浜市内で運行する路線で予備用として使われていた。更にその前は静岡バスにいたので、富士・富士宮と三島・沼津という違いはあるものの、同じ静岡東部に帰ってきたということになる。
カラーリングはフジエクスプレス時代に横浜っぽいデザインに変更。横浜路線ではこのカラーが標準となっており、横浜市営から路線を譲渡され参入した当初から現在までこのカラー。但し再移籍した三島や沼津には全然関係ないデザインなので、一部のボディパネルのデザインが消えたまま放置されている。補修でもした際にそのまま撤去されたか。

撮影写真より


鹿児島市電桜島桟橋通行き。本来は鹿児島駅前電停行きになるはずが、駅前電停が工事中のため、今月から1年間限定で駅前電停の一つ隣の桜島桟橋通発着に変更。本来ここで終点になる便は存在しない、というか駅前電停から150mほどしか離れていないので、こうやって工事でもしない限りここを終点にする意味が無い。
期間限定とはいえ、これが1年続くため方向幕車はわざわざ幕を新製。さっとデータが変えられるLED車共々、この1年間しか見られない貴重な姿。

京都・大阪・神戸~熊本「サンライズ号」(近鉄バス・九州産交バス)

4列シート版「あそ☆くま号」で以前乗った区間。産交は名古屋便を廃止したため、夜行路線はこの2つだけに。
乗車区間は京都駅→サクラマチ。

20:25

定刻で京都駅八条口発車。乗車5人。名神から阪神高速を通ってぐるっと大阪市内を半周するように進行。

21:40

あべの橋で2人乗車。近鉄バスの西への夜行便は、京都駅の隣は大阪駅ではなくあべの橋になる。

22:00

なんばOCATで7人乗車。

22:20

大阪駅東梅田で10人乗車。消灯することなく阪神高速を西に。

23:10

三宮バスターミナルで3人乗車、これでほぼ満員。山陽道方面に抜ける。

24:39

福石PAで10分休憩。発車前に消灯。

3:05

沼田PAで交代。

5:32

吉志PAで交代。

7:22

植木IC着、1人下車。

7:33

武蔵ヶ丘着、6人下車。

7:41

熊本ICを降りてすぐの松の本で1人下車。ここから一般道。

7:54

県庁前で1人下車。

8:12

サクラマチクマモトのバスターミナル着、7人下車。ここで降車。


時刻・停留所
運行会社は各予約サイトで確認可能。武蔵ヶ丘・西部車庫に利用者用駐車場あり。あそ☆くま号とは停車停留所が一部異なり、神戸三宮・松の本はサンライズ号のみ、あそ☆くま号は代わりに西合志・益城IC口に停車、更にあそ☆くま号のみ朝の休憩もある。双方の時刻は大阪・京都着時間と植木IC着時間は数分差だが、それ以外はサンライズ号の方が20~40分早い。
熊本行き 京都行き
20:25 京都駅八条口(F3乗り場・京都市南区) 8:49
21:40 あべの橋(天王寺駅/近鉄百貨店前・大阪市阿倍野区) 7:38
22:00 なんばOCAT(湊町・大阪市浪速区) 7:17
22:20 大阪駅前/東梅田(近鉄バス乗り場・大阪市北区) 6:57
23:10 神戸三宮(ミント神戸神戸市中央区) 6:03
休憩 山陽道福石PA(岡山県備前市)
九州道吉志PA(北九州市門司区) 休憩
7:33 九州道植木IC(熊本市北区植木町) 21:39
7:44 九州道武蔵ヶ丘BS(熊本市北区) 21:28
7:48 松の本(熊本IC西・熊本市東区) 21:24
7:58 熊本県庁前(熊本市中央区) 21:14
8:12 サクラマチバスターミナル(6番乗り場/旧交通センター・熊本市中央区) 21:00
8:27 熊本駅(1番乗り場・熊本市西区) 20:45
8:47 西部車庫(九州産交バス熊本営業所・熊本市西区) 20:25

 

運賃
カレンダー運賃制。全区間同一運賃。小人運賃は年中5850円で固定。設定日の詳細は各公式サイトで随時掲載。
A運賃*1 B運賃*2 C運賃*3 D運賃*4
8000 9500 10700 11700

 

予約・発券
1ヶ月前より発売。

窓口あべの橋高速BT / OCAT / 近鉄主要駅 / 桜町バスターミナル / 産交バス各営業所 / 旅行会社
電話近鉄高速バスセンター0570-00-1631 / 熊本高速バス予約センター096-354-4845
ネット「発車オーライネット」https://secure.j-bus.co.jp/hon/Home.mvc
ネット「バスぷらざ」http://www.tabiplaza.net/bus/*5
ネット「JTBhttp://www.jtb.co.jp/bus/
ネット「楽天トラベル」http://travel.rakuten.co.jp/bus/
ネット「じゃらん高速バス」http://www.jalan.net/bus/
コンビニ…ローソン / ファミリーマート / ミニストップ / セブンイレブン


車両・担当
両社とも3列シートのセレガハイデッカーでの2人乗務運行。近鉄バスは京都営業所、九州産交バスは熊本営業所が担当。

乗車便は近鉄バス。最後部まで完全3列。通路カーテンと、全席枕・スリッパ・コンセント・テーブル設置。安全装置も一通り付いている、近鉄バスの中では普通のタイプ。

*1:B~D運賃期を除く月~木

*2:閑散期の金~日・一部月~木

*3:繁忙期の金~日・祝

*4:年末年始・お盆・学休期など最繁忙期

*5:クレジット決済のみ対応

撮影写真より


これも福島交通。後部の行先表示が増設されたエアロスターM。この車種は後部の行先表示スペースと窓が独立しており、いざ後付けしようも、車内には一応取り付けスペースはあるものの、ボディの加工が必要になる。行先表示として使っていない場合でも、このように広告に転用することも多い。初代ガーラのように穴を開けず窓にそのまま取り付けるのは、別にそこまでしなくてもいけるからか、それとも広告があるからか。全面を窓にした事例も京都市バス京阪バスにあるが、これはあくまで特注。

撮影写真より


京王バスの中古エアロバス京王バスの00年代前半の高速バス(エアロバスセレガR)は仕様が特徴的で、窓は路線バスと同じ逆Tタイプ/スチールホイール/シートは特別仕様の大型タイプ/折戸。特にシートは京王以外では見られないタイプで、高速バスの中古車両のシート換装なんてそうそう無いので、ここだけでまず見分けがつく。エアロエースにモデルチェンジすると、折戸の設定がないのでスイングドアになったが、大型シートはそのまま。一方の2代目セレガは途中からいずれの特徴的装備もメーカー標準仕様になり、シートも日野標準設定のワイドシートに変わった。
福島交通に移籍したこのエアロバスは、数台だけ存在した調布発着の空港リムジンバスで使っていたタイプで、エアコンが直結仕様。高速バスより短距離とはいえ、大型シートなのは高速バスと同じ。