SV・その60

一通りドーム内を見回ったので、一気に残りの四天王を片付ける。


先ずは主人公のブルベリーグ参戦反対派だった、コイルばりに頭にネジが刺さったネリネ。こちらに好意を持っていないのもあり、まるで機械仕掛けなのかというくらいグルーシャ以上に冷酷。


ここでやるのは"そらをとぶタイムアタック”。図らずも、ようやくライドで滑空ではなく空を飛べるようにはなったが、ゲーム内容自体はよくある輪くぐり。何故ポケモン、それもナンバリングでこんなことをしなければならないのか…加減速は不可能、壁にぶつかってもノーペナルティなのは非アクションゲームだからか。四天王チャレンジ自体はかなり簡単。


ついでだから、弱点対策に何を持ってくるのか予想してみることにした。
指定タイプは鋼なので、苦手なのは炎・格闘・地面。このうち炎と地面に対抗出来るのは水、格闘が苦手なのは飛行・エスパー・フェアリー。水飛行はギャラドスペリッパースワンナ・ウッウ、水エスパーはヤドン一族とハギギシリ・ミガルーサ、水フェアリーはマリルリアシレーヌ。このうちドーム内で出てくるのはハギギシリアシレーヌ。御三家はどうなのかと思ったが、アカマツバシャーモを持っていたので、ここはアシレーヌか?


正解は…御三家は御三家でもエンペルト。なるほど、水に加え指定タイプの鋼を持っているので、アカマツのナッシーのような違和感はない。「ハイドロポンプ」で消火しようとしてくるが、残念ながら今回はシャリタツの「よびみず」で無効化。


四天王戦は毎回クリアするとカキツバタが現れる。最早ファンサービスとしか思えない『おーす 未来のチャンピオン』。




次は藍の円盤の超大人気キャラ・タロ先輩。勿論手持ちはフェアリー。但し、彼女も主人公のブルベリーグ参戦については反対派。


ここではクイズをさせられる。2回外すとお手付き扱いでしもべの学生と戦闘させられる、ナンジャモのジムテストと同じパターンなので稼ぐなら即外す。戦闘に勝った場合は正解と見做されるため、途中で負けない限りどうやっても勝手に全問正解扱いになる。最終問で相棒としてグランブルが登場させることで、この後の手持ちを敢えてネタバレさせるというサービスぶり。


再び弱点対策予想。フェアリーが苦手なのは毒と鋼。両方とも弱点を突けるのは地面。が、フェアリーと地面と組み合わせはポケモン全体でも現段階ではまだ存在しないため、地面さえあれば十分。ドーム内の出現種なら、さっき登場したアローラダグトリオに、フライゴンドサイドンドリュウズワルビアルゴルーグと選択肢は豊富。御三家枠ならラグラージドダイトスもある。ドーム出現種の制限がないなら、まさかのガブもあり得る。


正解は…ドリュウズ。しかもこれが切り札兼任のようで、フェアリーテラスタルして襲い掛かる。横にいるアローラヤドランも非フェアリーであり、特にこちらは毒を半減・エスパーで弱点を突く、対毒専用マシン。ちなみに御三家枠はここでアシレーヌ


最後の写真で登場するポケモンたちは、いずれもクイズで出演した種類と妙に凝っている。



ラストはドラゴン使いの『ツバっさん』。当人の意向によりここだけ参加費50BPは免除。

ここでのチャレンジは単に学生3人と戦うだけ。但し、使用するのはドーム内で自身で捕獲した個体に限定した”ドーム限定勝負”。ろくに捕まえてなかったらここで詰むことになる。しかもレイド産は対象外であり、純粋にその辺でうろついている野生個体でないと門前払いされる。
このレイド産対象外が曲者で、ゲーム上では通常の野生産かレイド産かは直接確認できず、覚えていなければ初期レベルから推測するしかない(レイド産は12・20・35・45・75)。わざわざボックスから引っ張ってきてレベルを上げたのに一々ダメと言われ、しかも誰がダメなのかは言わない。正直バトルよりもはるかに苦労した。


適当な急造パーティで挑戦。カンストしている経験アメの大量投与と、ゴルーグ地震が活きた。一応相方は風船所持で地震を予防。


弱点対策予想は、ドラゴン自身も弱点ではあるが、普通はドラゴンキラーには氷かフェアリーを使う。氷の弱点は炎・格闘・岩・鋼、フェアリーは毒と鋼、どちらもいけるのは鋼。ドラゴンと鋼といえばジュラルドン。そしてジュラルドンといえば…。


やはり現れた、順当にやっていれば藍の円盤の新ポケではここで初お披露目のブリジュラス。かつてドロバンコ/バンバドロ専用だった「じきゅうりょく」特性を持つため、攻撃すればするほど硬くなり、物理攻撃では手がつけられなくなる。勿論ドラゴンテラスでパワーアップするため、生半可な氷・フェアリーは即死必至。尚、ドラゴンとも弱点対策とも関係ないジュカインを持っているため、タイプに関係なく必ず手持ちに入る御三家枠という存在は確定の模様。


そのままの勢いで、【チャンピオン・スグリ】を”目を覚まさせる”ために戦う。ここもやはり御三家枠としてガオガエンを持つ。


切り札「カミツオロチ」はブリジュラスと違い、公式でもその存在は公表されていない、ここが完全初出の新種。


打ち負かすと魂が抜けたかのように傷心する。果たしてこの男の運命やいかに。


新チャンピオンになると、久々のブライア先生登場と共に、同じく碧の仮面冒頭以来となる、エリアゼロとテラパゴスの話がいきなり出てくるという急展開。どうやらここから藍の円盤は後半に入るようだが、あまりにも話が変わりすぎて頭がついていかない。ゲストキャラとして突如現れる、最早語るまでもないほど大人気になったトップ・オモダカとチリちゃんの登場は、恐らく7割方ファンサービス。