地図より


札幌市で一番海に近い場所「手稲山口バッタ塚」。札幌市域は3kmほどだけ海岸に近い場所があり、特にこの辺りは海岸まで500mもないが、海に接する箇所は全く無い。札幌市は海がない内陸の市である、というのは地理の雑学ではよく知られたネタではあるが、知らない人にはまず驚かれる。この近辺で海に接しているのは小樽市、というのもまた意外なネタで、この銭函地区はちょうど札幌駅と小樽駅の中間。市域もちゃんと中間でほぼ分けられている。
バッタ塚とは、開拓初期である明治初期にバッタが大量発生し、市内からかき集めたバッタの卵を無理矢理埋めた場所。ちゃんとWikipediaにも単独の記事がある由緒正しき場所。バッタの大量発生は蝗害という言葉があるくらいよくあることで、最近でもアフリカで大量発生したバッタが中国まで飛来したのは記憶に新しい話。