SV・その0

発売前日。毎回新作は発売直前になってまとめて情報を得るため、ここで公式ページでの事前情報要約を自分用に書いて覚える。
●完全オープンワールド。部分的オープンワールドだったアルセウスの事実上発展形。剣盾では部分的にシンボルエンカウントを採用していたが、SVではアルセウス同様全面的にシンボルエンカウント

ポケモンセンターは屋外の露店タイプに変更し、ショップと統合。剣盾までは色々な施設が同居していたが、SVでは剣盾のウッウロボを技マシン専門に発展させた「わざマシンマシン」のみ。この仕様により、技マシンはDP以来5作16年ぶりに使い捨てに戻される。剣盾で一部技に限り使い捨て仕様が復活した技レコードは、SVでの使い捨て全面復活の下地になったか。

●一方で乗り物は、剣盾・アルセウスは場面によって登場する種類が別々だったが、SVではそれぞれの伝説が常時同行し、フォルムチェンジで陸海空全て担当。かつてパッケージ伝説はストーリー後半になって初めて現れるのが定番だったが、剣盾で僅かとはいえストーリー初頭に顔を出したのを皮切りに、SVで全面的にクリア/捕獲前から伝説が活躍。技マシンの使い捨ては復活した半面、秘伝マシンの復活はない模様。

●今作の主人公は学校の生徒。作中での学校は何度も登場したが、終始正式な生徒扱いになるのはナンバリング初。サンムーンでは島巡りという名目のゲーム進行だったが、SVでは学校の課外授業「宝探し」という名目で話を進める。

●野生ポケモンは、公式ページの記述だとバトルで捕獲するということになっており、アルセウスのようにバトル抜きで直接ボールを投げて捕まえる機能は無い模様。

●剣盾に引き続きスマホロトムが続投。図鑑・地図・プロフィールといった従来のコマンドはアプリ扱いとなっており、ここだけ現代感がすごい。

●主人公のキャラカスタマイズ。SVでは更に充実し、顔の個々のパーツまで変えられるようになった。但し髪と眉毛以外は恐らくデータ作成時の初回のみ。恒例のブティックの他、学校の制服まで無駄に4種類もある。

●同じく恒例になりつつある連れ歩き機能。SVでは最初から対応し、物拾いとオート戦闘を組み合わせた新機能「レッツゴー」が付加。

●剣盾のキャンプの後継・ピクニック。乗り物用として同行する伝説も参加。キャンプでは撮りにくかった記念写真が撮れ、各ポケモンの洗浄やタマゴ発見といった新機能もあり、このため各手持ちには汚れの概念がある。キャンプではカレーを作っていたが、ピクニックではサンドイッチを作る。カレー同様素材はかなり多い。

●ナンバリングではメルタンに引き続き、ポケモンGOと連携しないと捕獲不可能な「コレクレー(徒歩)」がいる。

●剣盾のYY通信は「ポケポータル」に変更。出来ることはほぼ変わらないが、全面オープンワールド化に伴いマルチプレイが大幅にエリア拡大。

●サンムーンでは「メガシンカ」、剣盾では「ダイマックス・キョダイマックス」、そしてSVでは「テラスタル」。メガシンカ・キョダイマックスは一部の種類のみが対応、ダイマックスは全種類対応の代わりに特定の場所/バトルでのみの発動だったが、テラスタルは全種類・全地形対応。元来とは異なるタイプになり、各個体でタイプも変わるため、厳選がより面倒になる。発動には「テラスタルオーブ」が必要になるため、ストーリー冒頭からは使えない。連発は不可で、一度発動するとポケセンで回復が必要。テラスタルタイプは従来タイプや特性と重複するため、従来と別の弱点が付いたり、技の威力も変わる。

●マックスレイドバトルの後継・テラレイドバトル。マックスでは制限ターン以内の討伐だったが、テラは制限時間となったため、コマンド選択ももたもたしてられない。マックスでのソロプレイ時のNPCはあまりにも使えなかったが、果たしてテラでのNPCはどう調整されるか。

●新ポケモンは事前には20種ほど公表。毎回100種類は追加されるため、剣盾までの900種類強からSVで1000種類を突破されるかが注目。

●登場人物は、近年のジェンダーレスの波に乗ってなのか、中性的な見た目のキャラが少なくない。同じく流行に乗ってYoutuberのジムリーダーもいる。今作も名前は植物から採用されている。

●恒例の早期購入特典の配信種は懐かしの”そらをとぶピカチュウ”。ピカチュウが早期特典に選ばれるのは地味に初。

●スカーレットとバイオレットでは、従来作以上に差別化が図られている。剣盾では一部ジムが異なっていたが、SVでは制服やキャラの恰好に加え、博士は人自体が丸ごと別人に変わるため、終始に亘ってバージョンの違いを実感。

●ダウンロード版の容量は6.3GB。剣盾は10.3GBであったため、4割も少ない容量が些か不安にさせる。早々に1GB分の更新データが用意されているが、それを足しても7.3GBで剣盾比で3割も足りない。


今回のバージョンは、”ミライ”ドンに惹かれてバイオレットを選択。御三家は水が恒例なのでクワッスの予定だが、水鳥のため進化して万一飛行タイプが付いてしまうと電気4倍弱点になるのが最大の懸念。早期特典のピカチュウとの相性は良いのだが。