SV・その3


長い放浪を終えてようやくテーブルシティへ…の前にネモの不意打ち。ここでテラスタル初お披露目。特に寄り道しないならスタートから1時間もかからないが、ここまでで既に5時間半。



テーブルシティはとにかく広い。そして建物の合間や隅には大体アイテムがあるため、店を回る前にまずこれらを回収。



剣盾でフキダシのみで会話出来ない人物が初めて実装されたが、SVではフキダシも出ずそもそも会話すら出来ない人物も多数。会話できる人も大したことは言わない。



過去作と同じく、入口にマットが敷いてある店にのみ入れる。店は確かに多いが、美容室とサンドイッチ屋以外は内部が省略されており、建物に入った段階で品ぞろえが提示される。ファッションアイテムも少なくないが、剣盾までは全てブティックで揃えられたのが、SVでは鞄屋・眼鏡屋・靴屋といった具合に専門店に分割されてしまった。しかも服に関しては制服固定ということなのか一つも売られておらず、初期所持の4種類に限られる。単にだだっ広い町なだけで、回るだけで疲れる。
画面は街中で特に多い店である飲食店。しかも値段設定が妙にリアル。物価高の世俗を風刺しているのだろうか。食べるとかつてのデルパワー・Oパワー同様、特定の要素の確率が上がる。



雑貨屋・デリバードポーチでは、これまで非売品だった各種戦闘用持ち物がシリーズで初めて販売。勿論デリバード自体も作中に登場。



学校前で今作の悪役スター団が初登場。例年と違うのは、彼らもまた生徒であり、悪役といっても不良グループみたいなもの。連戦になるが、合間にまたネモが現れ、ここでテラスタル解禁。しかし空気を読まずそのまま倒すことも可能。



校内では授業を受けることが可能。但し一々ローディングが入る。基礎的な内容からSVでの新要素も。タマゴはピクニックで入手できるという、さらっと重要な内容も言うので見逃せない。SVは預かり屋すら廃止されてしまい、タマゴ量産は一層面倒に。



夜の校内は、ポケモンがゴースト中心になり、生徒も子供ではなく社会人中心になる。こういう細かい演出は好き。



校内での一連のイベントを終えると、いよいよこのゲームのメイン・宝探しが始まる。3コースが用意されており、いつも通り各地のジムをクリアしていく『チャンピオンロード』、呼称としてはサンムーン以来の復活である”ぬし”を倒してスパイスを集める『レジェンドルート』、スター団のアジトを叩く『スターダスト★ストリート』。全てについてはマップで詳細が確認出来る他、このうち”ぬし”は、学校の図書館にある雑誌・オーカルチャーに名前とヒントが載っている。
どこから着手するかは自由。今作のジムバッジでの命令レベル制限は、自分が親の個体であっても適用されるが、参照するレベルは「捕獲時のレベル」。初期は20で、捕獲時に20以上の場合は命令無視となるが、5で捕獲して20以上に育てた場合は対象外。又、”ぬし”を倒すと伝説のライドも同時に続々解禁となるため、飛んだり泳いだりしないといけない箇所へは”ぬし”クリアが必須。一方でスター団は作成できる技マシンのバリエーションが増える程度なので、これは優先度は低い。
剣盾までの、ジムをクリアしないと先に進めない、殆ど自由度の無い一本道のシナリオ進行に確かに嫌気はさしてはいたが、反動で突然これだけ一気に自由度が上がっても逆に困る。ライドが殆ど使えない序盤のうちは、ひとまず行ける範囲内のジム・スター団に絞り、進行が止まった時点で”ぬし”とする方針が分かりやすいか。但しこの場合だと、主力に途中追加をしたい場合でも、レベル制限に引っかかるとバッジ入手までの待機期間を強いられる。



宝探し開始と同時にテラレイドバトルも解禁。マップにタイプ別のアイコンが付くが、このアイコンはパッケージ版付属チラシのタイプ相性表・テーブルシティの床面と同じもの。タイプ名は出ないため、先ずこれを覚える必要がある。
先ずは☆1からお試し。マックスレイドバトルと比べて、制限時間があることから全員一斉に攻撃するため、テンポが大きく早まった。一切攻撃しないNPCもいない。何より演出とBGMが、単調だったマックスレイドバトルとは比較にならないくらいオシャレに。序盤から飴を稼げるのもいい。但しあくまで☆1の段階であり、高難度化してくると嫌になる可能性も。実際マックスレイドも、序盤は大したことないが、☆5辺りで1人討伐はNPCの使えなさが色濃くなり非常に厳しくなった。