SV・その72

突然始まった最強フシギバナレイド。今回の適任者はヒスイのヌメルゴン。当然ながらSVには一切出現しないため、使うならアルセウスから引っ張ってくる必要がある。

バナは開戦直後から積みまくり、バリアをかけた後は狂ったように「だいちのちから」を連発するが、「ふうせん」を持たせていると効かず、他の技も特性・タイプにより無効。但し、”良い効果を消された”直後のみ特性が無効になるため、ここで「まもる」を使わないと風船が割られてしまう。それさえ怠らなければ完全ノーダメージであり、これまでの最強レイドでは最も簡単にこなせる。故にオンラインよりもオフラインでの1人プレイの方がはるかに倒しやすいという事実。




他方、昨日のポケモンデー記念のポケモンプレゼンツ。一昨年はSVそのものの存在が、昨年はSVのDLCが、それぞれ初めて公表された。今年はレジェンズ第2弾となるZ-A。配信の最後に、実機のゲーム映像すらない初期段階のコンセプト映像を流しただけで、内容も【XYのミアレシティが舞台/テーマは都市の再開発/ゲーム機タイトルでは久しぶりにメガシンカが扱われる/来年以降の発売】、これら程度しか公表されなかったにも関わらず、大方の予想をはるかに上回るタイトルゆえ大反響。

一方でSVといえば、初代御三家の最強レイド開催が発表されたのみ。それもこれまでは金土日だけの開催だったのが、再登場となるリザードン以外は1週間、リザードンも5日とかなり伸びた。このペースダウンぶりに加え、1年前とはあまりにも落差が激しい内容は、SVでのシリーズ展開がほぼ終わりを迎えつつあることを暗示している。既に発売から1年以上経っているため新鮮味も薄れ、次回作の公表も行われ、世代交代はこの辺りだろう。レイド開催・大量発生ともいきなり終わることはないだろうが、Z-Aの開発もあり、少なくともDLC発売までのペースよりは抑えられると思われる。



人々の注目はBWリメイクが最右翼だったが、プレゼンツでSVの更なるDLCがあるという予想が伸びたのは、大体は前日に公式から出されたこのツイートのせい。結果的に完全な匂わせツイートで終わったが、もしかすると元々少数だったXYへの視線を更に遠ざけることで、Z-A登場のインパクトを一気に爆発的なものに押し上げる…という狙いだったのかもしれない。

まだSVに謎が残っているのに何故DLCを出さないのか…的な声も多いが、謎を放置したまま終わるのはポケモンナンバリングの恒例につき、今更驚かない。ゆえに今度のZ-Aでは、そのタイトルから、XYでは殆どチョイ役で終わった、文字通り謎のままの男・AZの核心に迫る予想が多くを占める。SVも10年以上先の遠い未来で補完の外伝での伏線回収がされるかもしれない。